仮想ハード ディスク ノードとモードの設定を変更できます。

選択した仮想マシンの仮想ハード ディスクのノードおよびモードの設定を変更するには、[仮想マシン] > [設定] の順に選択します。[ハードウェア] タブをクリックして仮想ハード ディスクを選択し、[詳細] をクリックします。デフォルトでは、変更はただちにディスクに書き込まれます。ディスク上のデータは仮想マシンのスナップショットを作成するときに保存されます。

表 1. 仮想ハード ディスク ノードおよびモードの設定
設定 説明
[仮想デバイス ノード] ドライブに使用する SCSI、IDE、SATA または NVMe のデバイス ID を選択します。たとえば、SCSI 0:2 と指定した場合は、ゲスト OS はそのドライブをコントローラ 0 上の ID 2 と認識します。仮想ディスクを SCSI、IDE、SATA、NVMe のどのデバイスとして認識させるかは、仮想ディスク作成時に決定します。
[独立] [独立] チェック ボックスが使用不可になっている場合は、その仮想マシンに現在スナップショットが設定されている可能性があります。スナップショットを削除すると、このチェック ボックスを使用できるようになります。
注意: 独立ディスクはスナップショットに含まれません。電源投入時にスナップショット作成機能を使用しない場合には、仮想マシンのディスクに [独立] モードを選択します。

通常、独立ディスクは使用しませんが、特定の状況では便利です。

たとえば、1 台の仮想マシンに 2 個の仮想ディスクがあるとします。この場合、2 番目のディスクに Linux スワップ ファイルや Windows ページ ファイルを保存します。仮想マシンをパワーオフすると、このディスク上にはデータがなくなります。したがって、仮想マシンのスナップショットを作成するときに、2 番目のディスクのデータを保存する必要はありません。スナップショットの作成時に、このデータは保存されないため、ホストのディスク容量を経済的に使用できます。2 番目のディスクを独立ディスクにすると、ホストのディスク容量を節約できます。

独立ディスクを [通常] または [読み取り専用] として指定します。

仮想マシンの実行中、読み取り専用ディスクに対する変更はすべて別のファイルに保存されます。これらの変更は、仮想マシンのはシャットダウン時に破棄されます。特定の状況では、変更の破棄は有効な手段となります。

たとえば、学校やキオスク用に構成された仮想マシンがあるとします。この仮想マシンには、ブラウザ、プログラミング ツール、コンピュータ支援学習ソフトウェアなど、必要なソフトウェアがすべて読み込まれます。受講者は、1 日中、仮想マシンを正常に使用できます。1 日の終わりに仮想マシンをパワーオフすると、仮想マシンで行った変更がすべて破棄されます。次の日に仮想マシンをパワーオンすると、読み取り専用ディスクは前日の初めと同じ状態になります。このディスクが新しいマルウェアに感染したり、設定に誤りがあるソフトウェアが実行されることはありません。受講者は、必要に応じて USB サムドライブやネットワーク上に作業内容を保存できます。