複数のネットワーク アダプタが存在するホスト システムに Workstation Pro をインストールした場合、複数のブリッジ ネットワークを構成できます。

デフォルトでは、仮想スイッチ VMnet0 がブリッジ ネットワークにマップされています。VMnet2~VMnet7 の仮想スイッチ上にカスタム ブリッジ ネットワークを作成することができます。Windows の場合は、VMnet19 も使用できます。Linux の場合は、さらに VMnet10 から VMnet255 まで使用できます。

重要: 物理ネットワーク アダプタを別の仮想ネットワークに割り当てると、元のネットワークを使用していた仮想マシンが、その仮想ネットワークを使って外部ネットワークにブリッジされなくなります。この場合、影響を受ける各仮想マシンのネットワーク アダプタの設定を個別に変更する必要があります。この制限は特に、ホスト システムに物理ネットワーク アダプタが 1 つしかなく、そのアダプタを VMnet0 以外の仮想ネットワークに割り当てた場合に問題となります。この場合、仮想ネットワークは自動選択されたアダプタにブリッジされているように見えますが、使用可能な唯一のアダプタが別の仮想ネットワークに割り当てられていることになります。

前提条件

  • ブリッジ ネットワークについて理解しておく必要があります。詳細については、ブリッジ ネットワークの構成を参照してください。
  • ホスト システムの物理ネットワーク アダプタが使用可能であることを確認してください。デフォルトでは、VMnet0 仮想スイッチは自動ブリッジ モードを使用するように設定されており、ホスト システム上でアクティブなすべての物理ネットワーク アダプタにブリッジ接続されます。VMnet0 にブリッジ接続されている物理ネットワーク アダプタを制限することにより、物理ネットワーク アダプタを使用可能にできます。詳細については、自動ブリッジ設定の変更を参照してください。

手順

  1. [編集] > [仮想ネットワーク エディタ] を選択します。
  2. [ネットワークの追加] をクリックします。
  3. 仮想スイッチを選択します。
    Workstation Pro により仮想ネットワーク アダプタにサブネット IP アドレスが割り当てられます。
  4. 新しい仮想ネットワークをリストから選択し、[ブリッジ(VM を外部ネットワークに直接接続)] を選択します。
  5. [ブリッジ先] メニューから、ホスト システム上のブリッジ先物理アダプタを選択します。
    オプション 説明
    自動 Workstation Pro は、ホスト システム上のすべてのアクティブな物理ネットワーク アダプタに対して、自動的に仮想ネットワークをブリッジ接続します。どのアダプタを使用するかは任意選択です。
    physical_adapter ホスト システム上の特定の物理ネットワーク アダプタにブリッジ接続します。
  6. (オプション) 自動ブリッジ モードを選択していて、仮想ネットワーク アダプタがブリッジ接続する物理アダプタを制限する場合は、[自動設定] をクリックして、1 つ以上の物理アダプタの選択を解除します。
  7. [OK] をクリックして、変更内容を保存します。

次のタスク

新しいネットワークをわかりやすい名前に変更する方法については、仮想ネットワーク名の変更を参照してください。