SaltStack Config のインストール プロセスで発生するいくつかの一般的なエラーと、その修正方法について説明します。

問題 原因 解決方法

SaltStack Config ユーザー インターフェイスに 403 エラーまたは空白の画面が表示されます。

vRealize Automation 内で SaltStack Config を初めて開こうとしても、何も起こりません。

これらの症状は、vRealize Automation 展開で標準以外の認証局によって署名された証明書が使用されている場合に発生する可能性があります。

回避策については、vRealize Automation を含む SaltStack Config 環境で自己署名証明書を使用している場合のトラブルシューティングを参照してください。

vRealize Automation 展開で SaltStack Config を初めて開いたとき、証明書を検証できないことを示すセキュリティ警告が Web ブラウザの URL の横または表示画面に表示されます。

これらの症状は、vRealize Automation 展開で標準以外の認証局によって署名された証明書が使用されている場合に発生する可能性があります。

回避策については、vRealize Automation を含む SaltStack Config 環境で自己署名証明書を使用している場合のトラブルシューティングを参照してください。

yum インストールのエラー メッセージが表示されます。

たとえば、インストール前の手順として Salt をインストールするときに(Salt のインストールまたはアップグレードを参照)、yum が次のエラーを返すことがあります。

[Error 14] curl#60 – “Peer’s Certificate issuer is not recognized.

この場合、DNS の問題が発生しているか、環境内に透過的な TLS/https プロキシがある可能性があります。

DNS の問題を解決するには、自分のマシンで repo.saltproject.io が解決するかどうかと、そのサーバに到達できるかどうかを確認してください。

透過的なプロキシがある場合は、SaltStack yum repo 設定に sslverify=0 を追加してから、パッケージのインストールを再試行します。これにより、透過的なプロキシが接続証明書および TLS 署名に干渉することを回避できます。

Salt マスターにミニオンのキーが表示されません。

Salt マスターにミニオン キーを受け入れさせようとしたときに、ミニオンの ID が表示されないという問題が発生することがあります。

各ミニオンの etc/salt/minion.d/id.conf ファイルで、Salt マスターの IP アドレスを指定します。

このファイルを編集し、master 設定を、Salt マスターの IP アドレスを示すように変更します。たとえば、master:127.0.0.0 です。

Salt マスターにミニオンを接続するその他の方法については、Configuring the Salt Minionを参照してください。

highstate の適用時に認証エラーが発生します。

最初の Salt マスターに highstate を初めて適用するときに、Authenticationerroroccurred というエラー メッセージが表示されることがあります。

このエラーは、Salt マスターがまだ RaaS ノードに対して認証されていないために表示されます。

マスター プラグインがインストールされた状態になると Salt マスター サービスが再起動され、問題は自動的に解決されます。