スケジュールは、ジョブの実行を自動化するために使用します。スケジュール ワークスペースを使用した 1 回限りまたは繰り返しのジョブのスケジューリングでは、環境の監視、任意のタイミングでのジョブの実行継続、スケジュールの無効化とジョブのスキップ、スケジューリングされたジョブの実行が可能です。

構成管理用のジョブを作成して使用するために [ジョブ] ワークスペースを SaltStack Config の他のワークスペースと組み合わせて使用する方法の概要については、SaltStack Config jobs workflowを参照してください。

SaltStack Config にはさまざまなスケジュール オプションがあるため、組織のニーズに応じてカスタム スケジュールを作成できます。SaltStack Config スケジューラ API を使用してスケジューリングすることもできます。

スケジューリングされたジョブには、アクティビティ ワークスペースの [今後] セクションにあるジョブのステータス([今後] や [完了] など)別にアクセスできます。詳細については、アクティビティを参照してください。ジョブ設定を定義する手順については、ジョブを参照してください。

定義した期間にわたって設定した間隔でジョブを実行するスケジュールを作成できます。スケジュール ワークスペースには、ジョブの実行、スキップ、スケジュール全体の無効化に使用できるコントロールもあります。

スケジュール ワークスペースへのアクセス

スケジュール ワークスペースを使用するには、サイド メニューで [設定] > [スケジュール] の順にクリックします。

スケジュールの作成

特定のスケジュールで実行するジョブを構成するには、次の手順を実行します。

  1. スケジュール ワークスペースで、[スケジュールの作成] をクリックします。
  2. スケジュール名を入力し、カスタム設定を定義します。詳細については、スケジュール設定を参照してください。
  3. [保存] をクリックします。

ジョブ ステータスの確認

スケジュールに基づいて実行されているジョブのステータスを確認するには、次の手順を実行します。

  1. スケジュール ワークスペースで、スケジュール名をクリックします。
  2. さまざまなステータス タブを選択して、スケジュールに関連付けられている完了したジョブ、進行中のジョブ、および今後のジョブを確認できます。さまざまなステータスの詳細については、ステータスを参照してください。
注: アクティビティ ワークスペースで、スケジューリングされたジョブのステータスを確認することもできます。 アクティビティを参照してください。

スケジュールの編集

スケジュールを変更するには、次の手順を実行します。

  1. スケジュール ワークスペースで、スケジュール名をクリックします。
  2. [スケジュールの編集] をクリックします。
  3. 必要に応じてスケジュール設定を編集します。詳細については、スケジュール設定を参照してください。
  4. [保存] をクリックします。

スケジューリングされたジョブの実行

スケジューリングされたジョブを実行するには、次の手順を実行します。

  1. スケジュール ワークスペースで、スケジューリングされたジョブに関連付けられているチェックボックスをオンにします。
    注: 複数のスケジュールを選択して、一度に複数のジョブを実行できます。
  2. [今すぐ実行] をクリックします。
  3. 確認のポップアップで、[今すぐ実行] をクリックします。
    注: [今すぐ実行] ボタンが無効になっている場合は、一般的に、このターゲットに対して、または SaltStack Config ユーザー インターフェイス内で、スケジュールを実行する権限が付与されていないことが考えられます。アクセス権を要求するには SaltStack Config 管理者に確認してください。

スケジューリングされたジョブ インスタンスのスキップ

スケジューリングされているジョブのインスタンスをスキップするには、次の手順を実行します。

  1. スケジュール ワークスペースで、スケジュール名をクリックし、[今後] タブに移動します。
  2. スキップするジョブ インスタンスに関連付けられているチェックボックスをオンにします。
  3. [スキップ] をクリックします。
  4. 確認ダイアログで [スキップ] をクリックします。

スケジュール全体の無効化

スケジュール全体を無効にして実行されないようにするには、次の手順を実行します。

  1. スケジュール ワークスペースで、スケジュールに関連付けられているチェックボックスをオンにします。
  2. [無効化] をクリックします。
  3. 確認ダイアログで [無効化] をクリックします。
注: 特定のスケジュール自体の中のスケジュールを無効または有効にすることもできます。

スケジュール設定

次に基づいてスケジュール設定を定義します。

[ジョブ]

スケジュールに含めるジョブを指定します。詳細については、ジョブを参照してください。

[ターゲット]

ターゲットは 1 つ以上の Salt マスター上に構成されるミニオンのグループで、これに対してジョブの Salt コマンドが適用されます。Salt マスターもミニオンのように管理でき、ミニオン サービスを実行している場合はターゲットにすることができます。このフィールドでは、選択したコマンドに応じて、ターゲット グループまたは Salt マスターのいずれかを選択できます。

[タイムゾーン]

スケジュールに含まれるジョブは、このフィールドで指定したタイム ゾーンに基づいて実行されます。ジョブは UTC で保存されます。そのため、RaaS サーバのタイム ゾーンに関係なく、ジョブは指定した UTC 時刻に実行されます。タイム ゾーンは、UTC とローカル時間との間の変換のために保存されます。

SaltStack Config では、ブラウザからローカル タイム ゾーンが自動的に検出され、このタイム ゾーンがデフォルトとして使用されます。ローカル タイム ゾーンは変更できません。

[スケジュールの頻度]

スケジュールの頻度を [繰り返し][繰り返し日時][1 回]、または [Cron 式] から選択します。スケジューリングされたアクティビティおよび選択したスケジュールの頻度に応じて、追加のオプションを使用できます。

繰り返し
スケジュールを繰り返す間隔を設定し、オプションのフィールドとして開始日または終了日、splay、および最大並列ジョブ数を設定します。
繰り返し日時
週単位または日単位でスケジュールを繰り返すように選択し、オプションのフィールドとして開始日または終了日、および最大並列ジョブ数を設定します。
1 回
ジョブを実行する日時を指定します。
Cron
Cron 式を入力して、Croniter 構文に基づくカスタム スケジュールを定義します。構文のガイドラインについては、 CronTab エディタを参照してください。最適な結果を得るには、カスタム Cron 式を定義するときに、ジョブのスケジュール間隔を 60 秒未満にしないようにします。

ステータス

スケジュール ワークスペースには、各スケジュールの現在のステータスが表示されます。スケジュールの詳細を表示すると、スケジューリングされた各ジョブの現在のステータスも表示されます。

[スケジュール]

スケジュールは有効または無効にできます。

有効
すべてのジョブがスケジュール設定に従って中断なしで実行され続けます。
無効
スケジュールに含まれるすべてのジョブが無効になり、実行されません。

[スケジューリングされたジョブ]

スケジュールには、完了したジョブ、進行中のジョブ、および今後のジョブがあります。詳細については、アクティビティを参照してください。