このガイドでは、SaltStack Config のさまざまな用途について簡単に説明しました。SaltStack Config が同様の構成管理システムと異なるのは、Salt マスターと Salt ミニオン間のプロセス間通信に使用される、基盤となるイベント バスがあることです。このイベント システムでは、イベントはマスターとミニオンの両方に表示され、両方でイベントを監視および評価することができます。この高速で柔軟な通信システムにより、SaltStack Config のコア機能を拡張して、必要なタスクをほぼすべて行うことができます。
たとえば、SaltStack Config のビーコンおよびリアクタ システムを使用すると、次の情報を監視することができます。
- ファイルの変更
- システム負荷
- サービスのステータス
- 構成ドリフト
- 不正ログイン
リアクタを使用して、次のネットワーク イベントに対する自動応答を開発し、次の機能を提供することができます。
- ファイル レベルの制御
- 自己修復アクション
- 自律的な構成
- セキュリティの修正
SaltStack Config に付属している設定不要なこれらの機能以外に、必要に応じて Salt をカスタマイズすることもできます。SaltStack Config を強化する Salt は、プラグ可能性と拡張性に非常に優れています。カスタム タスクまたは機能を実行するために構成管理システムが必要な場合は、独自の Salt 実行モジュールまたは状態モジュールを構築できます。
Salt は、初心者にとって学習しやすいプログラミング言語である Python で記述されています。また、Salt に関する一般的な問題を解決し、詳細を学習するのに役立つ、充実したオープンソースのユーザー コミュニティもあります。
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