SaltStack Config は、ノードのプロビジョニング、構成、展開、管理、監視を行い、システム内のノードを一貫性のある望ましい状態で常に動作させる自動構成管理プラットフォームです。SaltStack Config は自動化を使用して、100 ~ 100,000 ノードまでの任意の規模の環境を管理できるようにします。

また、SaltStack Config を使用すると、個々の仮想マシンまたは仮想マシンのグループに対して大規模かつ迅速にクエリおよびコマンドを実行することができます。

SaltStack Config を使用すると、イベント型の自動化を使用して、任意の規模で仮想マシンにソフトウェアをプロビジョニング、構成、展開できます。また、SaltStack Config を使用することで、要件に準拠した最適なソフトウェア状態を定義し、環境全体に適用できます。

SaltStack Config は、オープンソースの構成管理および自動化システムである Salt を利用しています。SaltStack Config は、次の追加機能を提供することで、Salt の自動化されたイベント ドリブン構成管理プラットフォームを拡張します。

  • ロールベースのアクセス コントロール - ネットワーク エンジニアが特定の作業の責任を果たすために必要とするリソースとジョブにのみアクセスできるようにします。
  • ユーザー フレンドリなインターフェイス - SaltStack Config は、コマンド ラインからコマンドを実行できるだけでなく、使いやすさのためにグラフィカル ユーザー インターフェイスも備えています。
  • セキュリティの自動化 - 脆弱性の修正と継続的なコンプライアンスを自動化してハイブリッド IT システムを実現する、オプションのアドオンです。

一部のタスクはユーザー インターフェイスで利用できない場合があり、RaaS の API エンドポイントを介してのみ利用可能です。

SaltStack Config にログインするには、管理者から提供された SaltStack Config URL にアクセスし、ユーザー名とパスワードを入力して、 [ログイン] をクリックします。
注: SaltStack Config は、Google Chrome と Mozilla Firefox の両方の Web ブラウザをサポートしています。
[ユーザーの環境設定] ワークスペースで、さまざまな設定を変更できます。
表 1. ユーザー環境設定
オプション 説明
セッションのタイムアウト このメニューで、非アクティブになってから自動的にログアウトするまでの時間(分単位)を選択します。
テーマ ダーク テーマまたはライト テーマを選択します。
制限の設定

この設定を有効にすると、レポート ワークスペースやジョブ戻り値の中で、各種のデータグリッド、テーブル、チャートに表示されるミニオンの数が制限されます。この設定は、SaltStack Config ユーザー インターフェイスの画像表示にのみ影響し、実際の機能には影響しません。何らかの要素がミニオン制限の影響を受けると、アラート メッセージが表示されます。

この設定は、ユーザー インターフェイスのパフォーマンスを向上させるために、デフォルトで有効になっています。この設定を無効にすると、パフォーマンス上の問題が発生する可能性があります。

ミニオン制限 [制限の設定] を有効にした場合には、制限するミニオンの数を設定します。