組織の所有者は、購入した vRealize Cloud Universal サブスクリプションを他の組織と共有できます。

サブスクリプションを購入した組織はプライマリ組織と見なされ、このサブスクリプションの共有先となる組織はセカンダリ組織と見なされます。プライマリ組織にオンボーディングされているすべてのサブスクリプションが、セカンダリ組織と共有されます。プライマリ組織とサブスクリプションを共有している間、セカンダリ組織は新しいサブスクリプションをオンボーディングできません。

プライマリ組織とセカンダリ組織の合計使用量は、使用量に基づいてプライマリ組織に定期的に請求されます。サブスクリプションを共有している際に、プライマリ組織で新しいサブスクリプションを購入した場合、このサブスクリプションは自動的にセカンダリ組織と共有されます。共有サブスクリプションのサブスクリプション使用量に関する情報は、プライマリ組織の [Cloud Universal] 画面の [集約] タブに表示されます。

前提条件

  • 他の組織と共有できるのは、CPU ベースの vRealize Cloud Universal サブスクリプションのみです。さまざまなタイプのサブスクリプションの詳細については、vRealize Cloud Universal スタート ガイドを参照してください。
  • 自分が組織の所有者であり、vRealize Cloud Universal サブスクリプションを購入していることを確認します。
  • サブスクリプションの共有先として設定するセカンダリ組織にアクティブなサブスクリプションがないこと、またはこの組織が別のプライマリ組織とサブスクリプションを共有していることを確認します。
  • セカンダリ組織には、有効な VMware 請求アカウントが必要です。サブスクリプションが共有されたら、セカンダリ組織から請求アカウントを削除できます。
  • セカンダリ組織の選択したリージョンに、vRealize Operations Cloud サービスおよび vRealize Log Insight Cloud サービスが登録されている必要があります。
    注: セカンダリ組織の選択したリージョンに Cloud Assembly および vRealize Network Insight も登録することは、必須ではありませんが、推奨されます。これら 2 つのサービスが登録されていないセカンダリ組織では、共有プロセスが停止されません。

手順

  1. vRealize Cloud Subscription Manager にログインし、[サブスクリプション] をクリックします。
  2. [vRealize Cloud サブスクリプションの共有] をクリックします。
  3. サブスクリプションの共有先となるセカンダリ組織を選択し、[確認] をクリックします。
    選択した組織とサブスクリプションが正常に共有されていることを確認するメッセージが表示されます。

結果

共有サブスクリプションのリストとステータスは、プライマリ組織の [サブスクリプション] 画面に表示されます。24 時間以内に完了しなかったサブスクリプション共有要求は、ステータスが [警告] になります。この期間に完了していないサブスクリプション共有要求がある場合は、VMware サポートにお問い合わせください。セカンダリ組織の [サブスクリプション] 画面で共有サブスクリプションの詳細を確認することもできます。

vRealize Cloud Universal オンプレミス ライセンスを接続できるのは、プライマリ組織のみです。サブスクリプションをセカンダリ組織と共有している場合は、新しいライセンスは生成されません。オンプレミス ライセンスの使用量データのアップロードは、プライマリ組織で行う必要があります。