vRealize Network Insight 6.0 | 2020 年 10 月 13 日 | ビルド 1601964323 各リリース ノートで、追加および更新された機能をご確認ください。 |
リリース ノートの概要
本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。最新情報
ここでは、vRealize Network Insight 6.0 の主な機能について説明します。
ネットワークの管理と検証
- 分散ファイアウォールと Edge ファイアウォールでの NSX-T のサポート
- 到達可能性インテント
- IP アドレスを使用したパス検索
- ネットワーク マップのスケールの強化およびサマリ パネルの機能向上
- Cisco UCS、ASA、Juniper QFX などの追加のデータ ソースをサポート
VMware SD-WAN by VeloCloud
- Edge ダッシュボード上に Edge 間、Edge から Hub、Edge からゲートウェイへのトンネル接続のグラフを表示
- VeloCloud Edge ダッシュボードでのパス トンネルの可視性
- フロー RTT での SD-WAN VeloCloud フローのサポート
- SD-WAN VeloCloud エンティティに関連付けられている Internet Service Providers (ISP) を特定する新しい ISP ダッシュボード
VMware Cloud on AWS
- フロー TCP RTT のメトリックと再送信が可能になりました
- VMware Cloud on AWS Direct Connect ダッシュボードに上位エンティティのウィジェットを追加
- フロー メトリック データを 5 分間隔で計算
検索機能の強化
- ピンにデータを生成する検索クエリを確認する機能。この機能は、選択した一連のピンでのみ使用できます。
- 有用な検索クエリのリストを説明とともに表示
ピンボード
- ピンボードを LDAP グループ、Active Directory、vIDM ユーザーと共有
- ピン タイトルを含めてピン名で検索クエリを保存
- ピンボードのピン留め時に元のピンへの変更を保持
- 「読み取り専用」ピンボードの外観
バックアップとリストア
- SNMP、データ ソース、およびその他の設定などの構成データのバックアップとリストアを有効にします。これには、フロー データ、エンティティ メトリック、イベント構成は含まれません。
プロキシを介したデータ ソース接続のサポート
- データ収集の際に AWS、Azure、VMware Cloud on AWS、SD-WAN、Infoblox、ServiceNow のデータ ソース用に Web プロキシを指定する機能
メトリック チャート
- 複数のディメンション、複数のエンティティ、ズームインなどの機能をサポートする新しいメトリック チャート
vRealize Network Insight Cloud
- VMware vRealize Network Insight Cloud を VMware Cloud Provider Hub で利用できるようになりました (米国リージョンのみ)
- オーストラリアのシドニー リージョンで VMware vRealize Network Insight Cloud を利用できるようになりました。
vRealize Network Insight と vRealize Operations の統合
- vRealize Network Insight で検出され、保存されたアプリケーションを、vRealize Operations にインポートできるようになりました。
- 両方のサブスクリプションを保持している場合、vRealize Network Insight Cloud は vRealize Operations Cloud で自動的に検出されます。
vRealize Network Insight と VMware HCX の統合
- HCX 拡張 L2 VLAN のサポート:フロー ステッチ、仮想マシンからフローへのマッピング
- パブリック API とスクリプトを使用して、vRealize Network Insight アプリケーションをモビリティ グループとして VMware HCX にエクスポート
詳細については、「vRealize Network Insight と HCX の統合」および「vRealize Network Insight と VMware HCX の統合」を参照してください。
その他
- vRealize Suite Lifecycle Manager 8.2 Product Support Pack 1 では、vRealize Network Insight 6.0 のインストールをサポートしています。詳細については、「VMware vRealize Suite Lifecycle Manager 8.2 リリースノート」を参照してください。vRealize Suite Lifecycle Manager を使用した vRealize Network Insight のインストールとアップグレードについては、『vRealize Suite Lifecycle Manager インストール、アップグレード、および管理ガイド』を参照してください。
製品アップグレード
vRealize Network Insight 6.0 は、新規のライセンス キーが必要なメジャー バージョンです。6.0 へのアップグレード後、NSX Enterprise Plus を除くすべてのライセンス キーが機能しなくなります。新しいライセンス キーは MyVMware ポータルから取得できます。
アップグレード中に新しいライセンス キーを追加しない場合は、7 日間の猶予期間が提供されます。また、アップグレードされた環境のユーザー インターフェイスの各ページに新しいキーの追加に関する警告メッセージも表示されます。詳細については、VMware のナレッジベースの記事 KB80358 を参照してください。
アップグレード手順の詳細については、「vRealize Network Insight のアップグレード」セクションを参照してください。
サポートされるアップグレード パスは、https://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php#upgrade&solution=285 に記載されています。
ドキュメント
新機能の詳細については、vRealize Network Insight のドキュメントを参照してください。
- vRealize Network Insight のインストールアップグレード
- vRealize Network Insight の使用
- vRealize Network Insight の FAQ
- vRealize Network Insight コマンドライン インターフェイス ガイド
- vRealize Network Insight API ガイド
注:vRealize Network Insight のドキュメントを使用する際には、VMware が多様性を尊重していることをご理解ください。お客様、パートナー企業、社内コミュニティとともにこの原則を推進することを目的として、当社では当社ドキュメント内のいくつかの用語を更新しました。
VMware 製品の互換性
VMware 製品の相互運用性マトリックスで、vRealize Network Insight と他の VMware 製品との互換性について説明しています。
VMware MIB ファイル
MIB の詳細については、「MIB モジュールのリスト、名前、および SNMP OID のタイプの特定」を参照してください。SNMP MIB モジュール ファイルは、VMware ナレッジベースの記事:KB1013445 からダウンロードできます。
解決した問題
vRealize Network Insight をアップグレードした後に、アップグレードが発生した期間内のメトリック データにクエリを実行した場合、シリーズのすべてのメトリック ポイントで集計値が表示されないことがあります。
仮想マシン間のパスには、既存のすべてのルートおよびルート インターフェイスの VRF 情報は表示されません。
ネットワークでパッシブ モードのポートチャネル メンバーが、ユーザーのポート チャネル インターフェイスのパッシブ メンバー フィールドに表示されません。また、このシナリオでは、ポート チャネル メンバーの不一致インテントで正確な結果が生成されません。
HSRP STP コロケーション インテントで、既知の内部処理の問題のため、予期された結果が生成されません。
アプリケーション トポロジのフローを要求するクエリに対して、フローのリストが表示されないことがあります。
デバイスを削除しても、次のスナップショットが生成されるまで、vRealize Network Insight はエンティティ リストとネットワーク マップにそのデバイスを表示し続けます。
アップグレードした後、[概要と更新] 画面にプラットフォームの容量に関する次のエラー メッセージが表示される場合があります。
- システム使用量がキャパシティを超えました。
- キャパシティの構成が一致しません。
バージョン 5.3 で導入されたプラットフォーム ロール機能は、セットアップの際に適切な構成が必要です。情報アイコンを使用して、解像度を表示します。
- リソースを追加してキャパシティを増やします。
- ユーザー インターフェイスに示されたオプションを使用して再構成します。
Firefox ブラウザを使用している場合、ネットワーク マップやマイクロセグメンテーションなどのいくつかの機能に関するツールチップにアクセスするときに問題が発生することがあります。
Google Chrome を使用します。
vRealize Network Insight 5.3 で VMware Cloud on AWS 1.12 を使用している場合、インターネットへのパスの入力に失敗します。
この問題を回避または修正するには、VMware ナレッジベースの記事: KB80359 を参照してください。
単一ノード環境をクラスタに変換した後に、ネットワーク マップが使用できなくなることがあります。
回避策:
ノード数が 5 台未満のクラスタがセットアップされている場合、キャパシティの再構成を実行すると、ネットワーク パス機能が機能しなくなることがあります。
回避策:次のファイルの Path-Analyzer-location エントリを適切なプラットフォームに変更します。
build-target/restapilayer/props.sh -> PATH_ANALYZER_NODE="platform3:${PATH_ANALYZER_PORT}" build-target/restapiyer/configuration.yaml -> pathAnalyzerNode: platform3
その後、restapilayer サービスを再起動します。
既知の問題
New:次の場合は、ネットワーク マップに、メッセージでなく、スピナーが表示されます。
- ネットワーク マップの構築が継続している場合
- サポート対象のデータ ソースが追加されていない場合
- 以前に追加されたすべてのサポート対象データ ソースが削除されている場合
New:リージョンを追加または削除すると、同じ編集セッション内で行われたレイアウトの変更がリセットされることがあります。
この問題を修正するには、画面を更新して、レイアウトの位置を正しくリセットします。
New:一方にポートチャネル インターフェイスがあり、もう一方に非ポートチャネル インターフェイスがあるリンクでは、ネットワーク パスとインテントの結果が適切にならない場合があります。
New:トランク ポート チャネルを使用して構成された Juniper デバイスの場合、ポート モードの不一致インテントによって誤ったアラートがトリガされることがあります。
New:MC LAG、NAT、ループバックなどの有効なシナリオで、ネットワーク内の複数のデバイスに同じ IP アドレスが設定されている場合、重複した IP アドレス インテントによって誤ったアラートがトリガされることがあります。
New:VXLAN 構成の Cisco Nexus デバイスがネットワーク マップ上で正しくモデル化されず、デバイスが正しく処理されていないことを示す警告メッセージが表示されることがあります。
New:ESXi アップリンク ポートでリンク集約 (LAG) が構成されている場合、ネットワーク パスとインテントの結果は、不完全な状態であっても、「完全」と表示されることがあります。
New:セグメント、到達可能性、およびループのイベント結果に変更が加えられていても、その変更は [イベント] タブに反映されないため、ネットワーク マップに正しく表示されません。
この問題を修正するには、既存のインテントを複製し、古いインテントを削除します。
New:
- Cisco ASA ファイアウォールを経由するパスは使用できますが、グローバル アクセス リストが関係している場合は、パスの検索結果にはブロックされていると表示されることがあります。
- グローバル アクセス リストが関係している場合は、到達可能性、セグメント、およびループのインテントによって、Cisco ASA ファイアウォールを経由するパスに対して誤ったアラートがトリガされることがあります。
New:タグ付けされていない VLAN ネットワーク上に VTEP が構成されている場合、ループ インテントによって誤ったアラートがトリガされることがあります。
New:デュプレックスの不一致インテントによってアラートがトリガされません。
New:ネットワーク マップ内の Cisco Nexus デバイスのアイコンが、物理スイッチ ルーターのアイコンではなく、物理スイッチとして表示されます。
New:220 個を超えるアプリケーションを選択して一括削除を実行すると、「削除に失敗しました」というエラー メッセージが表示されます。
New:バージョン 5.3 のパッチを適用せずにバージョン 5.3 から 6.0 に直接アップグレードすると、Netflow コレクタでは物理フローの急増を表示し続けます。
コレクタ サービスを手動で再起動するか、VMware サポートにお問い合わせください。
New:送信元フィールドまたは宛先フィールドに、IP アドレスまたは IP アドレスのコレクションを含む NSX-T ポリシー ファイアウォール ルールが格納されていません。
New:ネットワークが異なる NSX-T によって管理されている仮想マシンに、同じ UUID が設定されている場合、vRealize Network Insight は誤った IP アドレスを報告し、フロー情報のプロパティは不正確になります。
New:CVDS および NSX-T 3.0 以降を使用している vSphere 7.0 では、vRealize Network Insight によって NSX ポリシー セグメントが仮想マシンに接続されません。したがって、vRealize Network Insight で検索を行うと、NSX-T ポリシー セグメントの下に仮想マシン数がゼロと表示されます。
NSX-T Manager ダッシュボードを使用して、仮想マシンの数を確認してください。
New:vCenter Server を追加してフローを有効にすると、特大のコレクタでサポートされる仮想マシンの数が 35,000 から 20,000 に低下します。
この問題を修正するには、platform1 に ubuntu ユーザーとしてログインし、次の手順を実行します。
- ~/run_all.sh sudo service samzajobs stop を実行して、すべてのノードで samza を停止します。
- rdb と入力して rdb プロンプトに切り替え、次のコマンドを実行してプロキシのフロー数の上限を増やします。
- customerId と入力して、ユーザー ID を取得します
- set_policy -cid <customerId> -ns policy -key proxy.VmLimitOverride -val 35000
- exit と入力して、rdb プロンプトを終了します。
- ~/run_all.sh sudo service restapilayer-service restart を実行します。
- ~/run_all.sh sudo service saasservice restart を実行します。
- ~/run_all.sh sudo service samzajobs start を実行します。
New:ポート チャネル メンバーの不一致インテントによってアラートがトリガされません。
エンティティおよびパス検索の自動補完に、現在ネットワーク マップではサポートされない項目が含まれる可能性があります。
vRealize Network Insight が、既知の内部処理の問題により、ポート モードの不一致インテントに対するイベントをトリガしません。
ネットワーク マップで、古いネットワーク状態を参照するパス検索を実行すると、ネットワークが大規模な場合、失敗することがあります。
推論された IP アドレスを到達可能性インテントの宛先セグメントとして設定した場合、宛先に到達できないパス結果があると、到達可能性インテントからイベントが生成されません。
vSphere 標準スイッチに接続されている NSX-T Manager ノードのイベントが [サマリ] パネルには表示されますが、[ネットワーク マップ] 画面の [イベント] タブには表示されません。
システムが物理デバイスの制限を超えるなどのエラーが発生した場合、イベントは無効になるか破壊されます。
vRealize Network Insight では、スイッチ ダッシュボードのスイッチ ポート ピア ウィジェットに Cisco Catalyst 6500 の LLDP ネイバー情報が表示されません。
OVA のデプロイ直後に vRealize Network Insight ライセンスを追加すると、[プラットフォームの再構成] ウィンドウでユーザー インターフェイスが応答しなくなります。
[マイクロセグメンテーションの計画] 画面には、Kubernetes サービスの保護されていないフローは表示されません。
vRealize Network Insight には、HPE スイッチのシリアル番号が表示されません。
vSphere 7.0 および NSX-T 3.0 のリリースで vRealize Network Insight を使用している場合は、WCP(ワークロード制御プレーン)および C-VDS が原因で、バージョン 5.1、5.2、および 5.3 の一部の機能が動作を停止します。詳細については、VMware のナレッジベースの記事 KB78492 を参照してください。
複数のコレクタのセットアップで、データ ソースの証明書が変更された後、vRealize Network Insight によって「データ ソースの ID 情報が変更されました」イベントが重複して生成されます。
vCenter Server 7.0 セットアップ上で URL から vRealize Network Insight OVA をデプロイするときに、「マニフェストまたは証明書ファイルを取得できません」エラーが表示されます。
仮想マシンのアンダーレイ ウィジェットで、隣接するすべてのスイッチとそれらとの接続が正しく表示されません。
NSX-V 用に準備された ESX ホストで、特定の条件で PSOD(パープル スクリーン)が表示されることがあります。そのため、vRealize Network Insight では、NSX-V データ ソースに関して、仮想インフラストラクチャの遅延の収集が無効になります。詳細については、VMware のナレッジベースの記事 KB75224 を参照してください。
注: NSX-T バージョンへの影響はありません。
機能のステータスが緑色であっても HostPrep FeatureUnhealthy イベントが終了しません。
AWS アクセス キーの検証に失敗し、ユーザーはリージョンへのアクセスが制限されます。
Amazon VPC ログをソースから 20 分の遅延で公開すると、AWS フロー データがしきい値ダッシュボードに表示されないことがあります。
フローベースのしきい値設定アプリケーションで、異なるアプリケーションの階層間にメンバー(IP エンドポイント、仮想マシン、または Kubernetes エンティティ)の重複がある場合、他のアプリケーションの階層がそのしきい値設定のダッシュボードに表示されます。