vRealize Network Insight では、F5 BIG-IP のルーターおよびロード バランサの機能がサポートされます。仮想マシン間パス、高可用性、VRF、ルート、ルーター インターフェイス、スイッチ ポート、ポート チャネル、スイッチ ポート メトリック、VRF ダッシュボード、スイッチ ダッシュボード、ルーター ダッシュボードなどの機能をサポートします。F5 BIG-IP エンティティを検索する場合は、クエリ文字列 F5 BIG-IP Data Source を使用します。vRealize Network Insight は、仮想マシン間パスの LLDP ネイバーまたは隣接デバイスをサポートしません。

F5 BIG-IP をデータ ソースとして追加するには、次の手順を実行します。

前提条件

  • ユーザーには次のものが必要です。
    • Guest ロール、またはすべてのパーティションに対する読み取り専用権限。
    • REST API へのアクセス。
    • TMSH ターミナル アクセスへのアクセス。
  • デバイスで SSH を有効にします。
    注:
    • SSHD 構成を変更するには、root または管理者ロールの権限を使用します。
    • vRealize Network Insight で F5 BIG-IP データ ソースを追加するときは、root ユーザー権限を使用しないでください。
    • root ユーザーには HTTP アクセス権はありません。root ユーザー権限は、管理目的で使用されます。
    • ネットワーク マップで F5 デバイスをモデル化するには、SSH アカウントに次のいずれかのロールが必要です。
      • リソース管理者
      • 監査者
      • 管理者
  • SSH の password authentication を次のように有効にします。
    [root@bigip:Active] config # tmsh
    root@bigip(Active)(/Common)(tmos)# edit sys sshd
    ## Adding the following configuration ##
    modify sshd {
       include ”
       ChallengeResponseAuthentication no
       PasswordAuthentication yes”
       }
    ################################
    Save changes? (y/n/e) y
    root@bigip(Active)(/Common)(tmos)#
    root@bigip(Active)(/Common)(tmos)# save sys config
    
    root@bigip(Active)(/Common)(tmos)# show running-config sys sshd
    sys sshd {
       include ”
       ChallengeResponseAuthentication no
       PasswordAuthentication yes”
    }

手順

  1. [設定] 画面で、[アカウントとデータ ソース] をクリックします。
  2. [ソースの追加] をクリックします。
  3. [ルーターおよびスイッチ][F5 BIG-IP] を選択します。
  4. 次の情報を入力します。
    プロパティ 説明
    コレクタ仮想マシン コレクタ仮想マシンをドロップダウン メニューから選択します。
    IP アドレス/FQDN IP アドレスまたは FQDN の詳細を入力します。
    Username このデータ ソースに使用するユーザー名を入力します。
    Password パスワードを入力します。
  5. テキスト ボックスに情報を入力したら、[検証] をクリックします。
  6. データ収集のために SNMP を有効にする場合は、[SNMP バージョン] を選択します。
    1. 2c を選択した場合は、関連するコミュニティ文字列を入力します。
    2. 3 を選択した場合は、次のように入力します。
      • Username
      • Context Name
      • Authentication Type
    注: F5 BIG-IP ユーザー インターフェイス コンソールで SNMP を設定してあることを確認します。
    1. F5 にログインします。
    2. [システム] > [SNMP] の順に移動します。
    3. [SNMP] > [エージェント] > [アクセス (v1、v2c)] の順に移動します。
    4. コミュニティの文字列を入力します。
    5. 送信元 IP アドレスを入力します。
    6. 読み取り専用 アクセスを選択します。
    7. [終了] をクリックします。
  7. 必要に応じて、[ニックネーム][メモ] を指定します。[送信] をクリックします。