ServiceNow をデータ ソースとして vRealize Network Insight に追加して、アプリケーションと階層の詳細を取得できます。ServiceNow 構成管理データベース (CMDB) は、ソフトウェアおよびハードウェア インフラストラクチャに関する情報や、データセンター内のアイテム間の関係に関する詳細なデータを提供するもので、インベントリの管理に有用です。ServiceNow 統合を使用すると、vRealize Network Insight によって ServiceNow CMDB で使用可能なアプリケーションが検出され、直接 vRealize Network Insight に追加することができます。

前提条件

ロールに次のいずれかの権限があることを確認します。
  • 読み取り専用管理者ロール:すべての権限
  • 読み取り専用 itil ロール:必要最小限の権限
  • 次のテーブル/API へのアクセス権限
    API 権限タイプ
    /stats.do -- 必須
    /api/now/v1/cimodel/cmdb_ci/fullclasshierarchy -- 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_rel_type cmdb_rel_type 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci cmdb_ci 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_service_discovered cmdb_ci_service_discovered 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_rel_ci cmdb_rel_ci 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_translation_rule cmdb_ci_translation_rule 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_cluster_node cmdb_ci_cluster_node 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_vm_instance cmdb_ci_vm_instance 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_cluster cmdb_ci_cluster 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_lb_service cmdb_ci_lb_service 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_vmware_instance cmdb_ci_vmware_instance 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_network_adapter cmdb_ci_network_adapter 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_appl cmdb_ci_appl 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_spkg cmdb_ci_spkg 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_computer cmdb_ci_computer 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_database cmdb_ci_database 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_qualifier_manual_connection cmdb_ci_qualifier_manual_connection 必須
    /api/now/v2/table/cmdb_ci_endpoint cmdb_ci_endpoint 必須
    /api/now/v2/table/sys_audit_delete sys_audit_delete オプション
    /api/now/v2/table/sys_user sys_user オプション
    /api/now/v2/table/sys_properties sys_properties オプション
    注: オプションと表記されているテーブル/API へのアクセス権がない場合は、 vRealize Network Insight は 12 時間ごとにアプリケーション検出を実行します。また、 オプションと表記されているテーブル/API へのアクセス権がある場合は、 vRealize Network Insight は 30 分ごとにアプリケーション検出を実行します。

手順

  1. [設定] 画面で、[アカウントとデータ ソース] をクリックします。
  2. [ソースの追加] をクリックします。
  3. [CMDB] で、[ServiceNow ] を選択します。
  4. [データ ソースの追加] 画面で、以下の詳細を指定します。
    オプション アクション
    コレクタ(プロキシ)仮想マシン ドロップダウン メニューからコレクタ仮想マシンを選択します。
    IP アドレス/FQDN IP アドレスまたは FQDN の詳細を入力します。
    ユーザー名 ユーザー名を入力します。
    パスワード パスワードを入力します。
    Web プロキシ (オプション) ドロップダウン メニューから Web プロキシを選択します。
    注: [Web プロキシ (オプション)] は、vRealize Network Insight で Web プロキシを構成している場合のみ表示されます。
  5. [検証] をクリックします。
    検証が成功しました というメッセージが表示されます。
  6. カスタマイズした CMDB 構成を追加するには、以下を実行します。
    1. [CMDB 設定のカスタマイズ] を選択します。
    2. [ダウンロード] をクリックして、デフォルトの構成ファイルをダウンロードします。
    3. ファイルのプロパティを更新します。CMDB 構成のカスタマイズを参照してください。
    4. [データ ソースの追加] 画面で、更新された JSON ファイルを参照して選択します。
    注: CMDB 構成のカスタマイズを追加すると、 vRealize Network Insight[必須] 権限について、新しく追加されたすべてのエントリを検証します。
  7. [ニックネーム] テキスト ボックスにニックネームを入力します。
  8. [ノート (オプション)] テキスト ボックスには、必要に応じてメモを追加できます。
  9. [送信] をクリックします。

次のタスク

ServiceNow データ ソースを追加すると、ServiceNow CMDB で使用可能なアプリケーションが vRealize Network Insight によって検出されます。これを vRealize Network Insight に追加します。詳細については、検出されたアプリケーションの追加を参照してください。