vRealize Network Insight は、FIPS 140-2 認証済み暗号化モジュールを使用して FIPS 準拠モードですぐに実行できるように事前構成および強化されています。このモジュールは、FIPS 140-2 標準に適合することが NIST Cryptographic Module Validation Program (CMVP) によって認証されています。

vRealize Network Insight は、次の検証済みモジュールを使用します。

FIPS オブジェクト モジュール バージョン 証明書
VMware OpenSSL 1.0.2y 証明書 #3622
VMware の OpenSSL 2.0.20-vmw 証明書 #3875
BC-FJA (Bouncy Castle FIPS Java API) バージョン 1.0.2.1 証明書 #3673

VMware が FIPS 140-2 標準に照らして検証した暗号化モジュールの詳細については、https://www.vmware.com/security/certifications/fips.htmlを参照してください。

内部接続用の FIPS 準拠モードの構成

vRealize Network Insight では、すべての内部通信に対して FIPS 準拠モードがデフォルトで有効になります。

外部接続用の FIPS 準拠モードの構成

vRealize Network Insight がスイッチ、VMware vCenter Server、VMware NSX などのデータ ソースや、LDAP サーバ、Active Directory などの ID マネージャに接続している外部接続の場合、FIPS 準拠モードは無効になります。

このような外部接続に対して FIPS 準拠モードを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. [設定] > [システム構成] の順に移動します。
  2. [外部接続用の FIPS モード] の値を [有効化] に設定します。
注: [外部接続用の FIPS モード] を有効にする前に、 vRealize Network Insight の接続先となるすべての外部サービスが FIPS 140-2 標準に準拠していることを確認する必要があります。