vRealize Network Insight で Advanced、Enterprise、Universal の各ライセンスを計算する場合は、コアまたはソケットのいずれかの資格を測定単位として使用します。

コア単位のライセンス使用量の計算の場合、必要なライセンスの数は CPU コアの数によって決まります。

ソケットベースのライセンス使用量の計算の場合、必要なライセンスの数は CPU ソケットの数によって決まります。

注:

vRealize Network Insight でコア単位のライセンスとソケットベースのライセンスを組み合わせることはできません。vRealize Network Insight ユーザー インターフェイスでコア単位のライセンスを初めて追加した場合は、既存のすべてのソケットベースのライセンスがコア単位のライセンスに置き換えられます。

ソケット ベース ライセンスに切り替えるには、サポート リクエストを発行する必要があります。

コア単位のライセンス使用量の計算

最小購入単位は、プロセッサあたり 16 コアです。

コア単位のライセンス使用量は、次の比率に基づいて計算されます。

オブジェクト 説明 ライセンスの計算
VMware vSphere

プロセッサ (CPU) の各コアには 1 個のコア単位ライセンスが必要です。

16 コア未満のプロセッサにも 16 個のコア単位ライセンスが必要です。

最小購入単位は、プロセッサあたり 16 コアです。

次を使用してライセンス数を計算します。

Math.max(CPU cores,16)

VMware Cloud on AWS

VMware Cloud (VMC) ホストの合計数。

ホスト プロセッサの各コアには 1 個のコア単位ライセンスが必要です。ホストに 2 個の CPU があり、各 CPU に 8 個のコアがある場合、そのホストには合計 32 個のコア単位ライセンスが必要です。

次を使用してライセンス数を計算します。

Math.max(CPU cores,16)

AWS または Azure vCPU AWS または Azure インスタンスの vCPU の合計数。

1 vCPU = 1 個のコア単位ライセンス。

vCPU の数に最小制限はありません。

物理デバイス

vRealize Network Insight によって検出されたネットワーク デバイスの合計数。**

各物理デバイスには 16 個のコア単位ライセンスが必要です。したがって、コア数が 100 の Advanced、Enterprise、または Universal ライセンスがある場合は、最大 6 台のネットワーク デバイスを追加できます。

1 物理デバイス = 16 個のコア単位ライセンス。

ソケットベースのライセンス使用量の計算

ソケットベースのライセンス使用量は、次の比率に基づいて計算されます。

オブジェクト 説明 ライセンスの計算
VMware vSphere

最大 32 個の CPU コアを持つプロセッサ (CPU) では、1 つのソフトウェア ライセンスが使用されます。

プロセッサに 32 個を超える CPU コアがある場合は、プロセッサの CPU コア 32 個ごとに追加のソフトウェア ライセンスが 1 つ必要です。

次を使用してライセンス数を計算します。

Math.ceil((CPU cores / CPU sockets) * (1/32)) * (CPU sockets)

VMware Cloud on AWS VMware Cloud (VMC) ホストの合計数。 0.5
注: 1 台の VMC ホストには 2 個のソケットベース ライセンスが必要です。
AWS または Azure vCPU AWS または Azure インスタンスの vCPU の合計数。 18
物理デバイス

検出されたネットワーク デバイスの合計数。**

各物理デバイスには 1 個のソケット ライセンスが必要です。したがって、ソケット数が 100 個の Advanced、Enterprise、または Universal ライセンスがある場合は、最大 100 台の物理デバイスを追加できます。

1 物理デバイス = 1 個のソケットベース ライセンス。
注:
  • ** 物理デバイスは、vRealize Network Insight でデータ ソースとして追加されるか、追加したデータ ソースに接続された状態で検出されます。たとえば、vRealize Network Insight でデータ ソースとして追加された Cisco UCS ネットワーク ファブリックには、多数のファブリック インターコネクトが接続されている場合があります。各ファブリック インターコネクトは、物理デバイスとしてカウントされます。

    vRealize Network Insight でデータ ソースを追加すると、そのデータ ソースに接続されている物理デバイスの数に基づいてライセンス使用量が計算されます。たとえば、Cisco ACI に 8 台のリーフ/スパイン スイッチがある場合、必要なソケットベース ライセンスの数は 8、必要なコア単位ライセンスの数は 128 です。

  • vRealize Network Insight のライセンス使用量の計算では、無効にされているデータ ソースも対象になります。これらのデータ ソースがカウントされないようにする場合は、データ ソースを削除します。
  • VMware SD-WAN ライセンス キーには、「エッジ」という測定単位があります。エッジのバンド幅ごとに異なる VMware SD-WAN ライセンス タイプがあります。セットアップのバンド幅を満たしている VMware SD-WAN ライセンス キーを使用する必要があります。

VMware では、vRealize Network Insight ライセンスを自主管理制としています。ライセンス数に違反すると、ユーザー インターフェイスに警告メッセージが表示されますが、機能の使用は制限されません。

以下のシナリオでは、ユーザー インターフェイスにライセンス警告メッセージが表示されます。

シナリオ アクション

ライセンス使用量を超えている。

要件を満たすライセンスを追加します。

Advanced ライセンスと Enterprise ライセンスの両方を追加した。または、Advanced Edition から Enterprise Edition にアップグレードした。

[設定] > [ライセンスと使用量] 画面に移動して、手動で Advanced ライセンスを削除します。

Enterprise の機能を使用するために十分な数の Enterprise ライセンスがあることを確認します。