さまざまなカスタマイズに対応するために、ServiceNow と vRealize Network Insight の統合は一般的な構成をサポートしています。CMDB 構成は JSON 形式である必要があります。
- 構成項目
- 構成項目間の関係
- 依存関係グラフをスキャンするルール
フィールド名 | 説明 |
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fetchOnlyApprovedApplications | このブール値により、ServiceNow から承認済みアプリケーションのみを取得することができます。デフォルトでは、この値は False に設定されています。 |
nameBasedSearchForVm | このブール値により、ServiceNow 仮想マシンが vRealize Network Insight 内にない場合に、仮想マシン名を使用してカスタムの仮想マシン検索条件を作成するかどうかを指定できます。値が True に設定されている場合、カスタムの仮想マシン名条件が作成されます。該当する仮想マシンが vRealize Network Insight 内で検出されるとカウント数に反映され、アプリケーションの再計算は行われません。 これは、サービス マッピングを使用せずに、依存関係グラフまたはサービス マップを手動で作成するときに使用できます。デフォルトでは、この値は False に設定されています。 |
ignoreWorkloadCheck | このブール値により、関連付けられているワークロード エンティティが存在しない場合でも階層にエンティティを追加するかどうかを指定できます。 これは、関係がワークロード レイヤーまで定義されていないときに、サービス マッピングを使用せずに依存関係グラフまたはサービス マップを手動で作成するときに使用できます。デフォルトでは、この値は False に設定されています。 |
ciGroup | ServiceNow から取得する構成項目と関係を定義します。このフィールドでは、以下のプロパティが許可されます。
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Rules for graph traversal | 次の 3 種類のスキャン ルールがサポートされます。
ルールのプロパティは次のとおりです。
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applicationClasses | グラフ スキャンのすべてのエントリ ポイント構成項目クラスを一覧表示します。これらのクラスは、CMDB でアプリケーション クラスとして使用される構成項目タイプを表します。 デフォルトの構成では、cmdb_ci_service_discovered クラスが使用されます。このクラスは、ServiceNow の ServiceMapping 機能によって作成されたアプリケーションを表します。 |
workloadCIClasses | ソフトウェア ベースのサービス、または Linux サーバ、Windows Server などのオペレーティング システムをホストするすべての構成項目が表示されます。たとえば、仮想マシン、AWS インスタンス、物理サーバです。 通常、ワークロード構成項目は依存関係グラフの末尾に配置されます。このグループに記載された構成項目クラスについては、階層が作成されません。
デフォルトの構成には、以下の構成項目クラスが含まれています。
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trackedCIClasses | 依存関係グラフに含めることができるが applicationClass でも workloadCIClass でもない、すべての構成項目が一覧表示されます。このグループの構成項目は、applicationClasses から workloadCIClasses までのグラフを完成させるために必要です。 vRealize Network Insight は、ignoredTierCiClasses に記述されているクラスを除く、trackedCIClasses に記述されているすべてのクラスの階層を作成します。 |
relationshipTypeClasses | リレーション構成項目のクラスまたは関係タイプで表される、関連するすべての構成項目が一覧表示されます。 デフォルトの構成では、* を使用してすべての関係タイプを取得できます。 |
workloadRelationshipTypeClasses: | 関係タイプが一覧表示されます。これは通常、ワークロード エンティティとの関係を表します。ServiceNow でデフォルトでサポートされる関係は次のとおりです。
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ignoredCiClasses | ServiceNow CMDB から取得する際に vRealize Network Insight が無視する必要のあるすべての構成項目を一覧表示します。 これを使用すると、スーパー クラスを取得するときに不要なサブクラスを無視できます。 アプリケーション検出に vCenter Server は不要なので、デフォルトでは cmdb_ci_vcenter_server_obj が ignoredCiClasses の下に一覧表示されます。 |
ignoredTierCiClasses | 階層を作成しないすべての構成項目を一覧表示します。 |