フローベースのアプリケーション検出を実行している場合、vRealize Network Insight では命名設定を行うためのオプションが提供されているため、アプリケーションと階層に名前を付ける順序を選択できます。命名設定を行うと、アプリケーションと階層に論理的で意味のある名前を作成できます。

vRealize Network Insight ではデフォルトで、アプリケーションと階層の一部である仮想マシンの名前に基づいて、アプリケーションと階層の名前が付けられます。仮想マシンの名前が論理的でないか、意味がない場合、アプリケーションと階層の名前は、実際のアプリケーションや階層を見つけるのに役立ちません。

そのため、フローベースのアプリケーション検出を実行している場合、アプリケーションと階層に命名設定を行うことをお勧めします。また、命名設定を有効/無効にしたり、アプリケーションと階層の命名の順序を選択することもできます。vRealize Network Insight は、設定された命名設定と順序に従って、既存のアプリケーションと階層の名前を自動的に変更し、新しく検出されたアプリケーションと階層に名前を付けます。

手順

  1. [アプリケーションの検出] 画面の [フロー] タブの [スコープ] バーで、[検出の編集] をクリックします。
  2. [検出の編集] ウィンドウで、[アプリケーションと階層の命名] をクリックします。
  3. [アプリケーション] ドロップダウン メニューから、追加する命名設定を選択します。
    次の命名設定の 1 つ以上を選択し、検討が必要な順序で並べ替えることができます。
    • ロード バランサ
    • セキュリティ グループ
    • セキュリティ タグ
    • 仮想マシン名
    • CSV のアップロード
    • 仮想マシン タグ

    命名設定の順序を調整するには、ドラッグ アイコンを使用する必要があります。

    vRealize Network Insight は、選択した設定と順序に基づいてアプリケーションの名前を変更します。選択内容によってアプリケーション名がどのように変更されるのかについては、[ヒント] セクションで確認できます。

  4. 仮想マシン名に基づいてアプリケーションと階層に名前を付ける場合は、正規表現を使用することもできます。[仮想マシン名][ステータス] 列の [正規表現] オプションを選択できます。また、[アプリケーション名] および [階層の命名] セクションで、次のいずれかを実行できます。

    • [正規表現] を選択し、アプリケーションと階層への命名を正規表現を使用して指定します。
    • [Pattern Builder] をクリックし、パターンを識別するサンプル仮想マシンを選択して、パターンを作成する文字またはグループの位置を選択してから [送信] をクリックします。
  5. 仮想マシン、アプリケーション、階層の名前を手動でアップロードする場合は、[CSV のアップロード] オプションを有効にして、名前のリストを含む CSV ファイルを選択できます。
    注: また、CSV ファイルの VM Name 列に正規表現を指定することもできます。たとえば、アプリケーションで MySQL- で始まるすべての仮想マシン名を特定するには、仮想マシン名として MySQL-.* を指定します。
  6. [送信] をクリックします。

アプリケーションまたは階層が選択した命名設定と一致しない場合、仮想マシン名に基づいてアプリケーションまたは階層の名前が変更されます。