vRealize Network Insight は、インテントをシステム定義またはユーザー定義として分類します。

システム定義インテントとは、特別な設定が不要なインテントのことです。システム定義インテントのクローンを作成してユーザー定義のコピーを作成し、それを編集してパラメータを変更することができます。システム定義インテントはデフォルトで有効になっていますが、[インテントの管理] 画面で無効にすることもできます。

vRealize Network Insight では、新しいインテントを定義して設定できます。ユーザーが定義するインテントは、ユーザー定義インテントと呼ばれます。これらのインテントは編集、削除、および複製できます。複数のユーザー定義インテントを選択して、一度に有効または無効にすることもできます。

30 分ごとに、 vRealize Network Insight は各インテントがネットワークで満たされているかどうかを確認します。
  • インテントの指定された条件がその時点で満たされていると判断された場合、インテントのステータスは Pass とマークされます。
  • インテントの指定された条件が満たされていない場合、この問題に対応するアラートが発生し、インテントのステータスは Fail とマークされます。インテントに関連付けられたアラートが閉じられているか、アーカイブされている場合、インテントのステータスは Pass になります。
  • システムが、インテント構成内の 1 つ以上のエンティティが使用不可になったと判断した場合、インテントのステータスは Invalid とマークされ、インテント名を含む「Entity not available」という警告メッセージが表示されます。

    また、無効なインテントの構成パラメータを編集すると、無効なエンティティが赤色で強調表示されます。

    注:

    vRealize Network Insight は無効なインテントを処理しません。つまり、インテントが無効な場合、vRealize Network Insight は、ネットワークでインテントで定義された条件が満たされているかどうかを確認しません。

    インテントを検証するには、インテント構成内の無効なエンティティを削除するか、置き換える必要があります。

左側のナビゲーション ペインから [インテント] 画面にアクセスできます。この画面には、すべてのインテントの数と、それぞれのタイプの数が表示されます。それぞれの数をクリックすると、特定のタイプのインテントの詳細をフィルタリングして表示することができます。

vRealize Network Insight は、幅広い目的のためにさまざまなタイプのインテントをサポートしています。これらのインテント タイプは、次の 3 つの大きなカテゴリにグループ分けされます。
  • デバイスの健全性
  • ネットワークの健全性
  • STIG
    注: STIG インテントは次のデバイスでのみサポートされます。
    • Cisco ASA、Cisco ASR 1000、Cisco Catalyst、Cisco ISR 4000、Cisco Nexus
    • Juniper EX、QFX、Palo Alto

インテント タイプまたはインテント カテゴリに基づいて、インテントをフィルタリングできます。各インテントで発生したアラート数が表示されたら、この数をクリックし、アラートの詳細を確認できます。

また、使用可能な各インテントのインテント ステータス(パスまたは失敗)および重要度(重大、中、警告、情報)を表示することもできます。

また、名前に基づいて、リスト内のインテントを検索することもできます。