エージェントからのデータの収集を停止した後でも、ダッシュボードにはセッション、仮想マシン、ユーザーおよびプールなどのオブジェクトが表示されることがよくあります。これらのオブジェクトはダッシュボードからクリーンアップすることができます。

手順

  1. クラスタ環境を使用している場合は、マスター ノード上で変更を行うことができます。コレクタ ノードを一度オフラインにしてから、再度オンラインにします。
  2. [/usr/lib/vmwarevcops/user/plugins/inbound/V4V_adapter3/conf/] フォルダに移動し、エディタで [v4v.properties] ファイルを開きます。
  3. パラメータ「timeToExpire.UserDesktop=0.0417」を変更します。
    注: : クリーンアップ リソースの時間設定(日単位、浮動小数点形式とし、0.5 は半日、0.0417 は約 1 時間を表す)。

    パラメータと値 説明

    timeToExpire.VirtualMachine=30

    仮想マシンのオブジェクトをクリーンアップします。

    timeToExpire.UserDesktop= 30

    VDI セッション オブジェクトをクリーンアップします。

    timeToExpire.RDSSession=30

    RDS セッション オブジェクトをクリーンアップします。

    timeToExpire.AppSession=30

    アプリケーション セッション オブジェクトをクリーンアップします。

    timeToExpire.RDSApplication=30

    ホストされているアプリケーション オブジェクトをクリーンアップします。

    timeToExpire.ViewNetwork=30

    View ネットワーク オブジェクトをクリーンアップします。
    次のタイプのオブジェクトはデフォルトでは削除されません。次のパラメータはデフォルトでは何もクリーンアップしません。自分専用の値を指定することもできます。
    パラメータと値 説明
    timeToExpire.User= ユーザー オブジェクト
    timeToExpire.ViewPool= VDI プール オブジェクト
    timeToExpire.AppPool= アプリケーション プール オブジェクト
    timeToExpire.RDSPool= RDS プール オブジェクト
    timeToExpire.RDSFarm= RDS ファーム オブジェクト
    timeToExpire.RDSServer= RDS サーバ オブジェクト
  4. アダプタ インスタンスを停止して再起動します。
  5. オブジェクトがクリーンアップされるまで約 3 時間待ちます。オブジェクトがダッシュボードからクリーンアップされるのに約 1 時間かかり、オブジェクトが vRealize Operations Manager からクリーンアップされるのに約 2 時間かかります。
  6. [vRealize Operations Manager] にログインし、[管理者] > [インベントリ エクスプローラ] > [オブジェクト タイプ] > [VDI セッション] に移動します。