Horizon アダプタインスタンスと Broker Agent が相互に通信するには、証明書を共有しておく必要があります。これをペアリングと呼びます。
インストール時に、Horizon アダプタインスタンスと Broker Agent は、デフォルトで認証に使用される自己署名証明書を生成します。これらの証明書は動的に生成されるため、Horizon アダプタインスタンスと Broker Agent を手動でペアリングする必要があります。
証明書のペアリング プロセスは次のとおりです。
- Broker Agent が、アダプタ インスタンス用に構成されたサーバ キーを使用して証明書を暗号化します。
- Broker Agent が証明書管理サーバへの接続を開き、暗号化された証明書がアダプタ インスタンスに送信されます。
- アダプタがサーバ キーを使用して Broker Agent の証明書を復号化します。復号化に失敗すると、Broker Agent にエラーが返され、プロセスは中止されます。
- アダプタ インスタンスが、有効な Broker Agent の証明書をそのトラスト ストアに配置します。
- アダプタ インスタンスが、インスタンス用に構成されたサーバ キーを使用して自己の証明書を暗号化します。
- アダプタ インスタンスが、暗号化された証明書を Broker Agent に送信します。
- Broker Agent がサーバ キーを使用してアダプタ インスタンスの証明書を復号化します。復号化に失敗すると、ユーザーにエラーが返され、プロセスは中止されます。
- Broker Agent が、アダプタ インスタンスの証明書をそのトラスト ストアに配置します。
- アダプタ インスタンスの証明書は、Horizonポッドのすべてのデスクトップ ソースと RDS ホストに送信されます。
- デスクトップ ソース上の Desktop Agent は、アダプタ インスタンスの証明書をそのトラスト ストアに配置します。
注: アダプタ インスタンスまたは Broker Agent によって使用される証明書が変更された場合は、アダプタ インスタンスと Broker Agent を再度ペアリングする必要があります。