Horizon アダプタ は、vRealize Operations Manager のマスター ノードまたはリモート コレクタ ノードで実行されます。アダプタ インスタンスは 1 つ以上の Broker Agent とペアリングされて、これらとの通信を受信します。

複数のポッドにインストールされた Broker Agent を単一の Horizon アダプタ インスタンスとペアリングできます。ただし、これらのポッドにあるデスクトップの総数が 10,000 台を超えないことが条件となります。複数のアダプタ インスタンスを作成する必要がある場合は、インスタンスをそれぞれ異なるノード上に作成する必要があります。

重要: 単一のマスターまたはリモート コレクタ ノード上に複数の Horizon アダプタ インスタンスを作成することはできません。

Horizon アダプタ は Broker Agent から Horizon インベントリ情報を取得し、Desktop Agent からメトリックとパフォーマンス データを収集します。アダプタはこのデータを vRealize Operations Manager に渡し、そこでデータの分析と、事前に設定されたダッシュ ボードでの視覚化を行います。

次のシナリオでは、リモート コレクタ ノード上に Horizon アダプタ インスタンスを作成します。

大規模インストール(デスクトップが 5,000 台以上)
スケーラビリティを向上し、クラスタ データ ノードからのオフロード処理を行うには、リモート コレクタ ノード上にアダプタ インスタンスを作成します。
リモート データセンター
WAN またはその他の低速接続全体でネットワーク トラフィックを最小限に抑えるには、各リモート データセンターにリモート コレクタ ノードを展開します。各リモート コレクタ ノード上にアダプタ インスタンスを作成し、同じデータセンター内にある Broker Agent と各インスタンスをペアリングします。
高可用性 (HA)
vRealize Operations for Horizon は HA をサポートしていません。フェイルオーバーが発生した場合、マスター ノード上のアダプタ インスタンスとペアリングされている Broker Agent はレプリカ ノードのインスタンスに自動的に接続できません。通信が中断されるのを回避するには、リモート コレクタ ノード上にアダプタ インスタンスを作成します。