VMware Identity Manager をクラスタ化すると、スケジューリングされた健全性チェックが登録されます。このスケジューリングされたチェックは 1 時間ごとに実行され、Postgres クラスタ全体の健全性ステータスに関する通知が表示されます。8.4 リリース以降では、VMware Identity Manager 環境カードにもクラスタの健全性ステータスが表示されます。
- vRealize Suite Lifecycle Manager から VMware Identity Manager ノードへの到達可能性。
- いずれかのクラスタ ノードへの 委任 IP アドレスの割り当て。
- Postgres プライマリ ノードの有無。
- 複製の遅延が発生している Postgres ノード。
- クラスタ内のダウンとマークされている Postgres ノード。
- Pgpool プライマリ ノードの有無。
- すべてのノードで実行中の Pgpool。
上記のチェックがすべてキャプチャされ、「vIDM Postgres クラスタの健全性ステータスが重大になっています」のようなメッセージと一緒に、表示される通知内に該当する説明メッセージが表示されます。手順の詳細については、ナレッジベースの記事 KB75080 を参照してください。
vRealize Suite Lifecycle Manager によってすべてのチェックが検証されたら、クラスタ ステータスの健全性を示す「vIDM Postgres クラスタの健全性ステータスは OK です」というメッセージを含む通知が表示されます。Day-2 操作を行うときに、健全性チェックを 1 時間ごとにスケジューリングするだけでなく、VMware Identity Manager のグローバル環境で [クラスタ健全性の開始] をクリックすることができます。クラスタの健全性チェックを開始する方法については、vRealize Suite Lifecycle Manager でのグローバル環境のインストール後の作業を参照してください。
インストール後の作業として、クラスタ健全性チェックの一時停止機能が導入されました。この機能を使用すると、VMware Identity Manager のパスワード管理、証明書の置換、関連問題のアップグレードなどの問題をトラブルシューティングするときに、健全性通知を一時停止することができます。1 時間ごとにチェックを実行するか、メンテナンス中にチェックを実行する場合は、[クラスタ健全性チェックの一時停止] をクリックしてから [送信] をクリックして、健全性性通知を一時停止することができます。これらの機能が実行されている場合は、環境の製品カードで健全性チェックを再開することができます。