以前のバージョンの Lifecycle Manager を最新バージョンに移行することができます。
vRealize Suite Lifecycle Manager 2.1 から 8.x 以降に移行できます。移行するには、レガシー
vRealize Suite Lifecycle Manager のホスト名、ユーザー名、パスワード、SSH パスワードなども入力する必要があります。詳細については、Easy Installer を使用した
vRealize Suite Lifecycle Manager の移行のビデオをご覧ください。
前提条件
- vRealize Suite Lifecycle Manager のバージョンが 2.1 以降であることを確認します。
- レガシー vRealize Suite Lifecycle Manager を使用するには、root ユーザーに対して SSH が有効になっている必要があります。
手順
- [Easy Installer] ウィザードで [移行] をクリックします。
- 新しい vRealize Suite Lifecycle Manager 8.x がインストールされている vCenter Server の詳細を入力します。
- [vCenter Server]、[コンピュート リソース]、および [ストレージ] でデータセンターを選択します。
- ネットワーク構成の詳細を入力します。
- [パスワード構成] に、vRealize Suite Lifecycle Manager の root パスワードと管理者パスワードに設定できるパスワードを入力します。
- Identity Manager を展開する場合は、[管理者]、[sshuser]、および [root 認証情報] のパスワードを入力します。
- vRealize Suite Lifecycle Manager 8.x の [VMname]、[ホスト名]、および [IP アドレスの詳細] を入力します。
- レガシー vRealize Suite Lifecycle Manager の [ホスト名]、[ユーザー名]、および [パスワード] を入力します。
- [Identity Manager の新規インストール] または [既存の Identity Manager のインポート] を選択します。
[Identity Manager の新規インストール] を選択した場合は、手順 2 で説明した vCenter Server に Identity Manager が展開されます。既存の Identity Manager をインポートする場合は、Identity Manager が
vRealize Suite Lifecycle Manager のレガシー仮想マシンにすでに登録されていて、root ユーザーに対して Identity Manager の SSH 接続が有効になっていることを確認します。
注:
vRealize Suite Lifecycle Manager 8.x の新規インストールでは、
VMware Identity Manager 3.3.4 のみがサポートされます。以前のバージョンの
VMware Identity Manager は、
vRealize Suite Lifecycle Manager 8.x 以降に移行される既存の
vRealize Suite Lifecycle Manager インスタンスでのみサポートされます。以前のバージョンの
VMware Identity Manager から最新バージョンへのアップグレードは、
vRealize Suite Lifecycle Manager でサポートされている基準に適合している場合のみサポートされます。以前のバージョンの
vRealize Suite Lifecycle Manager 8.x で展開できるのは、組み込みコネクタと組み込みの postgresql データベースを使用する
VMware Identity Manager の単一インスタンスのみです。
vRealize Suite Lifecycle Manager 8.x 内の
VMware Identity Manager を最新バージョンにアップグレードする操作は、上記の基準に適合している場合にサポートされます。それ以外の場合は、
vRealize Suite Lifecycle Manager の外部でアップグレードを実行する必要があります。アップグレード後は、
vRealize Suite Lifecycle Manager 8.x でインベントリ同期をトリガすることで、いつでも再インポートできます。
- [送信] をクリックします。
- 移行が成功したら、vRealize Suite Lifecycle Manager の URL または移行申請をクリックし、手順 5 で指定したパスワードを使用して admin@local でログインすることにより、進行状況を表示します。
- データセンター、vCenter Server、設定(NTP、DNS など)、古い Lifecycle Manager で管理されているコンテンツ エンドポイントを含むすべての環境が移行され、最新バージョンにインポートされます。
結果
移行の一環として、レガシー vRealize Suite Lifecycle Manager の VMware Identity Manager を vRealize Suite Lifecycle Manager 8.x にインポートするときに、インストールまたはインポートに基づいてグローバル環境を作成します。グローバル環境に問題がある場合は、レガシー vRealize Suite Lifecycle Manager に SSH ユーザーのパスワードが設定されていないことが原因である可能性があります。再試行時に正しいパスワードを選択して SSH パスワードの詳細を入力し、変更内容を送信してグローバル環境を作成します。グローバル環境が作成されたら、移行操作を再開できます。
移行に伴い、環境、設定、証明書などを作成できます。移行のステータスは、申請ステータスで確認できます。
注: 既存の
VMware Identity Manager をインポートするときに、管理者パスワードが
VMware Identity Manager の SSH ユーザーのパスワードと異なっている場合は、グローバル環境の申請は失敗します。この場合は、Locker アプリに SSH パスワードを手動で追加し、このパスワードを使用して申請を再試行します。