クラスタのノード内の RAM 容量、ディスク容量、または vCPU 数を増やすために垂直スケール アップが導入されました。クラスタのノードはグループ化され、各グループは同じサイズのノードで構成されます。1 つの製品に 1 つのグループまたは複数のグループを含めることができます。グループごとにノード サイズが異なる場合は、スケール アップしてノード サイズを標準化することができます。

Day 2 操作には、環境を管理し、パフォーマンス低下を回避するための垂直スケール アップ操作が含まれます。垂直スケール アップは、vRealize Log Insight、vRealize Automation、vRealize Operations、vRealize Network Insight、および VMware Identity Manager でサポートされています。現在のサイズをスケール アップし、必要な容量を持つディスクを追加することで、製品のストレージ容量を増やすことができます。

前提条件

vRealize Suite Lifecycle Manager に既存のプライベート クラウド環境があり、そこにサポート対象の vRealize Suite 製品が含まれていることを確認します。

手順

  1. vRealize Suite Lifecycle Manager ダッシュボードで、[環境の管理] をクリックします。
  2. グローバル環境または vRealize Suite 製品の [詳細表示] をクリックします。
  3. 製品レベルの操作を行う場合は、省略記号 (...) をクリックし、[垂直スケールアップ] を選択します。
  4. [垂直スケールアップ] ポップアップ ウィンドウで [インベントリ同期の開始] をクリックします。
  5. インベントリ同期が完了したら、[続行] をクリックします。
  6. [ノード タイプ] を選択して、[次へ] をクリックします。
  7. [垂直スケールアップの詳細] のドロップダウン メニューで、[スケールアップのサイズ] を選択します。[追加のディスク サイズ](オプション)を選択できます。
  8. [詳細設定] の下のドロップダウン メニューでノードに適したデータストアを選択し、[次へ] をクリックします。
  9. [事前チェックの実行] をクリックします。
    注: 検証が成功すると、正常に検証されたことを示すメッセージが表示されます。エラー メッセージが表示された場合は、 [推奨] タブに表示される手順に従い、 [事前チェックの再実行] をクリックします。
  10. 検証が成功したら、[送信] をクリックして申請の詳細を表示します。
    注:
    • VMware Identity Manager (vIDM) では、デフォルトの vIDM 展開オプションと vRealize Automation で指定されたサイズ(8 CPU と 16 GB メモリ)がサポートされています。vIDM 3.3.2 に提供された追加のディスク容量よりもストレージ容量を増やすには、/db に 70%、/var に 30% を割り当てます。vIDM 3.3.3 に提供された追加のディスク容量よりもストレージ容量を増やすには、/db に 70%、/opt に 30% を割り当てます。
    • requiredCpuCount および requiredMemory パラメータは、ノードで使用可能な全体的な CPU およびメモリに関するパラメータです。
    • vRealize Suite 製品の容量を増やすには、追加のディスク サイズを指定します。requiredCapacity パラメータを指定すると、余分なディスクが使用可能な容量に追加されます。
      • vRealize Automation で拡張に必要なディスクを選択し、既存ディスクの拡張サイズを選択します。
    • vRealize Automation をインストールする場合は、vRealize Automation の推奨サイズを使用して vIDM を展開してください。
    • VMware Identity Manager バージョン 3.3.3 以降のリリースで垂直スケール アップ操作を実行するには、インターネットに接続している必要があります。インターネットに接続されていない環境で垂直スケール アップ操作をオフラインで実行する場合は、packages.vmware.comから分割されたパッケージを取得してインストールする必要があります。