vRealize Suite Lifecycle Manager 内の vRealize Automation のアップグレード プロセスには 3 つのステージがあります。

アップグレードのステージ 説明

アップグレードの準備

準備フェーズでは、システムが健全な状態であることを確認し、サービスをシャットダウンしてすべてのデータが維持されていることを確認します。
自動リカバリ用のすべての仮想マシンのスナップショット作成 障害から迅速にリカバリするためのスナップショットが作成されます。vRealize Suite Lifecycle Manager、その次に仮想マシンをシャットダウンし、スナップショットを作成し、パワーオンして、次のフェーズに進みます。
アップグレードの実行 アップグレードを実行します。
特定の予期しないシナリオ、または障害が発生したシナリオでは、 vRealize Suite Lifecycle Manager アップグレード ワークフロー内のユーザー決定ポイントで、アップグレードを正常に完了するのか、それともアップグレード前のステージに戻すのかを決定します。
  • アップグレード プロセスではまず、仮想アプライアンスの現在の状態を検証するステータス チェック タスクが実行されます。以前のアップグレード試行が原因で、システムにアップグレード申請がすでに存在する場合は、vRealize Suite Lifecycle Manager で古い状態をクリーンアップして、新しいアップグレードを開始することができます。「cancelAndStartAfresh」のような再試行パラメータ付きで、ステータスに関するタスクに失敗したことが表示されます。この再試行パラメータを true に設定すると、古い状態がクリーンアップされ、アップグレードが再トリガされます。
  • 準備フェーズで予期しない障害が発生した場合は、アップグレード プロセス全体をキャンセルして新しく開始することができます。障害を修正できない場合、または予期しない障害を手動で修正した場合は、アップグレード ワークフローの次のフェーズに進みます。準備に失敗した後に行ったステータスの選択に基づいて、選択するオプションを決定するのに役立つ 2 つの再試行パラメータが提供されます。「cancelAndStartAfresh」を「true」に設定すると、アップグレード プロセスがキャンセルされ、システムはアップグレード前の状態に戻ります。「proceedNext」を「true」に設定すると、vRealize Suite Lifecycle Manager アップグレード ワークフローは準備に関する問題が外部で修正されたと想定して、次の状態に進みます。
  • アップグレード ワークフローでは、スナップショットへの復帰やスナップショットの削除、仮想マシンのシャットダウン、パワーオンなど、仮想マシン レベルの操作を行います。障害が発生した場合は、これらの操作には [スキップ] オプションが追加されます。このオプションは、vRealize Suite Lifecycle Manager の [再試行] オプションが有用でない場合や、vCenter Server で同じ操作を手動で直接実行する場合に使用できます。
  • アップグレードの最終フェーズは、成功することもあれば、警告または致命的な状態で成功することもあります。
    • 警告付きで成功した場合は、アップグレードに正常に完了していますが、軽微なエラーが検出されています。エラーを確認して、修正することができます。「succeedUpgradeRequest」再試行パラメータを「true」に設定すると、正常に完了し、vRealize Suite Lifecycle Manager アップグレード ワークフローを完了できます。
    • 致命的なエラーが発生した場合は、スナップショットを元に戻してアップグレードを再試行するのか、アップグレード プロセス全体をキャンセルするのかを決定できます。スナップショットを元に戻して削除し、現在のアップグレード要求をキャンセルして、アップグレードを開始する前の状態にシステムを戻すことができます。
      • 致命的エラーが発生した場合は、アップグレードの失敗後に、「revertSnapshotNRetryUpgrade」や「cancelUpgradeNRevertBack」のような再試行パラメータ付きでステータス タスクが表示されます。「revertSnapshotNRetryUpgrade」を「true」に設定した場合は、スナップショットを元に戻して、アップグレードを再試行できます。
      • 「cancelUpgradeNRevertBack」を「true」に設定した場合は、アップグレード プロセスをキャンセルすることができます。キャンセルすることで、スナップショットを元に戻して削除し、現在のアップグレード要求をキャンセルして、アップグレードを開始する前の状態にシステムを戻すことができます。
注:
  • vRealize Suite Lifecycle Manager アップグレード ワークフローでは、アップグレードが成功した場合にスナップショットを削除することはできません。必要に応じて、スナップショットを保持するか、vCenter Server からスナップショットを手動で削除します。
  • 準備フェーズまたは更新フェーズの後に障害が発生した場合に、アップグレード プロセスをキャンセルすると、vRealize Suite Lifecycle Manager ワークフローのクリーンアップ後に vRealize Automation で行ったアップグレード申請はキャンセル状態になります。これは、vRealize Suite Lifecycle Manager のアップグレード ワークフローが停止したことを示します。このような場合は、[環境の移行] 画面で製品に関するアクションからアップグレードを再び開始します。
  • vRealize Automation でマルチテナントを有効にすることができます(vRealize Suite Lifecycle Manager のテナント管理を参照)。
  • vRealize Automation のアップグレードが失敗した場合は、アップグレードをキャンセルするか、スナップショットを元に戻して、vRealize Suite Lifecycle Manager によるアップグレードを再試行する必要があります。vCenter Server でスナップショットを手動で元に戻すと、vRealize Automation は不整合な状態になります。
  • vRealize Automation でアップグレードをキャンセルするか、スナップショットを元に戻してから、アップグレードを再試行する場合は、今後の分析および参照用のログ ファイルが格納されているサポート バンドルを作成してください。