コンテンツ エンドポイントを作成するときに、[supportTest] ポリシーを選択すると、テスト環境にコンテンツを展開した後にシステムでユニット テストを実行することができます。

ここに 2 台のサーバがあります。
  • ユニット テスト サーバ
  • テスト エンドポイント
サーバとは、コンテンツを展開し、展開されたコンテンツにユニット テストを実行することができるステージング環境のことです。

ユニット テスト サーバ

テスト サーバとは、テスト エンドポイントに展開されたコンテンツにユニット テストを実行できる vRO サーバのことです。テスト エンドポイントとして Orchestrator エンドポイントを設定すると、 vRealize Orchestrator パッケージがテストされ、このエンドポイントに自動的に展開されるため、ユニットテスト（統合テスト）が実行可能になります。パッケージにはいくつかの基本的なテストがすでに用意されていて、ユニット テスト サーバでこれらのテストを拡張することもできます。

ユニット テスト サーバのメニュー オプション

ユニット テストのサンプル フロー

一般的なテスト

PackageType Common フォルダのすべてのテストが実行されます。

ユニット テスト サーバ (vRO) に移動すると、[コンテンツ管理テスト] の下にすべてのコンテンツ タイプのフォルダが個別に表示されます。コンテンツ タイプ フォルダごとに [共通] フォルダがあり、指定したコンテンツ タイプに実行されるすべての共通ワークフローが表示されます。

パッケージ固有のテスト

コンテンツ名ごとに特定のテストを実行することもできます。たとえば、「Add AD User」という名前の Automation-XaaSBlueprint コンテンツから、「Add AD User - Test 1」という名前のユニット テストを作成して、指定したコンテンツ エンドポイントに接続できるよう求める申請が出されたため、XaaS ブループリントを実行し、テストが成功したかどうかがわかるまで待機しているとします。テストの形式は次のとおりです。

<content name - test name>（<Content-Type> フォルダ内）

コンテンツのテスト中にユニット サーバを選択すると、テスト エンドポイントに展開されたコンテンツに対して、コンテンツ タイプに基づく新しいユニット テストも実行されます。

次に、ユニット テストの全体的な機能を示します。

  • コンテンツ タイプに従って、ユニット テストの共通ワークフローを [共通] フォルダに書き込みことができる
  • 特定のコンテンツのユニット テスト ワークフローを <Content Type> に書き込んで、ワークフローに <Content name> - <Tests name> という名前を付けることができる
  • テストに失敗した場合は、ワークフローからのエラーが表示される
  • 使用可能な入力を調べて、ワークフローをテストできる

サンプル ワークフロー

vRealize Orchestrator で使用可能な既存のユニット ワークフローを参照できます（テストするポリシー セット）。 vRealize Orchestrator の共通フォルダに移動して、[ワークフロー] > [コンテンツ管理テスト] > [コンテンツ タイプ] > [共通] の順に選択します。

プラットフォームによって提供されるユニット テスト ワークフローで使用できる入力プロパティ。

プロパティ名 説明
バージョン テスト中のコンテンツのバージョン。
testEndpointLink リポジトリ内のコンテンツ エンドポイントのリンク。
テナント 接続中のテナント。
packageVersionLink リポジトリへのバージョン リンク。
packageType コンテンツのタイプ。Automation-CompositeBlueprint。
packageName コンテンツ名
packageId リポジトリ内のコンテンツ固有の識別子。
endpointUser テストするエンドポイントのユーザー名。
endpointServer テストするエンドポイントのサーバ名。
endpointPassword テストするエンドポイントのパスワード (SecureString)。