さらに多くの GPU リソースが必要な場合は、vSphere Bitfusion クラスタにサーバを追加できます。
vSphere Bitfusion プラグインを使用して、以降の
vSphere Bitfusion サーバをクラスタに追加します。プラグインはプライマリ サーバの構成データを使用するため、以降のサーバをより短時間でデプロイできます。
追加の vSphere Bitfusion サーバは、最初の vSphere Bitfusion サーバと同じ vCenter Server インスタンスで管理されている必要があります。
前提条件
- プライマリ vSphere Bitfusion サーバがインストールされていることを確認します。
- vSphere Bitfusion プラグインが vCenter Server インスタンスに登録されていることを確認します。
- vCenter Server ユーザーが
privilege.Bitfusion.Management.label 権限を持っていることを確認します。詳細については、『VMware vSphere Bitfusion の使用』ドキュメントの「vSphere Bitfusion の管理方法」を参照してください。
手順
- vCenter Server の [ホストおよびクラスタ] ビューで ESXi ホストを右クリックし、 を選択します。
[Bitfusion サーバのインストール] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [OVA イメージの選択] 画面で vSphere Bitfusion OVA ファイルの URL を入力するか、ファイルを参照して、[次へ] をクリックします。
- [テンプレートの詳細の確認] 画面で OVA テンプレートの詳細を確認して、[次へ] をクリックします。
- [名前とホスト名の選択] 画面で、vSphere Bitfusion サーバの仮想マシンの名前およびホスト名を入力して、[次へ] をクリックします。
vSphere Bitfusion サーバをアップグレードする場合などでは、必要に応じて、
vSphere Bitfusion サーバのホスト ID を指定できます。この手順をスキップすると、ホスト ID が自動的に生成されて、割り当てられます。
- [ストレージの選択] 画面で、デプロイされた仮想マシンのファイルを格納する場所と方法を定義して、[次へ] をクリックします。
- [ネットワークの選択] 画面でネットワーク アダプタ 1 で使用するネットワーク構成を指定し、[次へ] をクリックします。
管理トラフィックとデータ トラフィックに使用するネットワーク アダプタ 1 の構成を指定する必要があります。ネットワーク アダプタ 1 は、
vCenter Server インスタンスと通信するネットワークに接続されている必要があります。
vSphere Bitfusion サーバにデータ トラフィック用の追加のネットワーク アダプタが必要な場合は、[ネットワーク アダプタの追加] をクリックして、追加アダプタのネットワーク構成を指定できます。
PVRDMA アダプタを使用できます。これにより、vSphere Bitfusion サーバとクライアント間のネットワーク パフォーマンスおよび接続が向上します。詳細については、『VMware vSphere Bitfusion のインストール』ドキュメントの「vSphere Bitfusion と PVRDMA の使用」を参照してください。
| オプション |
説明 |
| ネットワーク アダプタ |
ドロップダウン メニューからネットワークを選択します。 |
| アダプタ タイプ |
仮想マシンに割り当てるネットワーク アダプタを選択します。
注：
vSphere Bitfusion は VMXNET3 および PVRDMA アダプタをサポートしています。
|
| DHCP/固定 IP アドレス |
DHCP サーバがネットワーク アダプタのアドレスを割り当てるか、または固定 IPv4 アドレスを使用するかを指定します。 |
| IPv4 アドレス |
ネットワーク アダプタの IPv4 アドレスを入力します。DHCP を使用している場合は、このテキスト ボックスを空白のままにします。
注： IPv6 はサポートされていません。
|
| ネットマスク |
ドロップダウン メニューからネットマスクを選択します。 たとえば、ネットワークで /24 ネットマスクが使用されている場合は、24 (255.255.255.0) を選択します。 。 |
| ゲートウェイ |
アプライアンスで使用するネットワークゲートウェイアドレスを入力します。DHCP を使用している場合は、このテキスト ボックスを空白のままにします。 |
| MTU |
MTU サイズを入力します。デフォルト値は 1500 です。最適なパフォーマンスを得るには、ネットワーク ハードウェアでサポートされる最大 MTU サイズと等しい MTU サイズを指定します。
注： MTU サイズを 1,500 より大きい値に設定した場合は、データセンターのネットワーク スイッチがジャンボ フレームに対して有効になっていることを確認します。
|
| DNS サーバ |
アプライアンスで使用する DNS サーバ アドレスを入力します。DHCP を使用している場合は、このテキスト ボックスを空白のままにします。 |
| DNS 検索ドメイン |
アプライアンスで使用する DNS 検索ドメインのアドレスを入力します。複数のアドレスはスペース文字で区切ります。DHCP を使用している場合は、このテキスト ボックスを空白のままにします。 |
| NTP |
アプライアンスで使用する NTP サーバのアドレスを入力します。複数のアドレスはスペース文字で区切ります。DHCP を使用していて、DHCP サーバで NTP サーバ情報の送信がサポートされている場合は、このテキスト ボックスを空白のままにします。 |
- [GPU の選択] 画面で、後続のサーバに GPU を追加して、[次へ] をクリックします。
- [GPU の追加] をクリックします。
- [ GPU デバイス] ドロップダウン メニューから GPU を選択します。
- （オプション） GPU の合計メモリを指定します。
vSphere Bitfusion プラグインは、
[GPU の選択] 画面で追加したすべての GPU の合計メモリを使用して、
vSphere Bitfusion サーバの仮想マシンの最小メモリの値およびメモリ マッピングされた I/O の推奨サイズを計算します。
- （オプション） NVIDIA ライセンスを承諾するには、[NVIDIA パッケージをダウンロードしてインストール] チェック ボックスをオンにします。
NVIDIA ライセンスを承諾すると、
vSphere Bitfusion は、仮想マシンの初回起動時に NVIDIA ドライバをダウンロードしてインストールします。
注： エア ギャップ ネットワークなどを使用している環境など、インターネットにアクセスできない環境で
vSphere Bitfusion を運用している場合は、このチェック ボックスを選択しないでください。
vSphere Bitfusion アプライアンスをデプロイした後に、NVIDIA ソフトウェアを手動でダウンロードして、インストールする必要があります。
vSphere Bitfusion サーバに追加の GPU が必要な場合は、
[GPU デバイスの追加] を再クリックして、GPU の設定を指定できます。
- [サーバのカスタマイズ] 画面で vSphere Bitfusion サーバの詳細を指定して、[次へ] をクリックします。
- 仮想マシンの CPU 数を指定します。
- 仮想マシンのメモリ マッピングされた I/O (MMIO) のサイズを GB 単位で指定します。
- （オプション） 顧客アカウントのパスワードを入力します。
デプロイの完了後、ユーザーのユーザー アカウントを使用し、コンソール シェルまたは SSH を使用して
vSphere Bitfusion サーバにログインします。この手順をスキップすると、後続のサーバにログインできなくなります。
- （オプション） [作成後に仮想マシンをパワーオン] チェック ボックスをオンにします。
仮想マシンを変更してから、パワーオンする場合は、このチェック ボックスを選択解除できます。
複数の
vSphere Bitfusion サーバをパワーオンしている場合は、一度に 1 台ずつパワーオンします。各サーバのパワーオンには、3 分以上の間隔を空けます。
- [サマリ] 画面でデプロイの詳細を確認し、[完了] をクリックします。
結果
vSphere Bitfusion サーバをインストールするための新しいタスクが [最近のタスク] ペインに表示されます。タスクが完了したら、選択したリソースに新しいアプライアンスが作成されます。
新しい
vSphere Bitfusion サーバがクラスタに参加すると、
vCenter Server から、
vSphere Bitfusion クラスタにアクセスするためのトークン、証明書、および構成が提供されます。
