VSA クラスタの合計容量は、すべての VSA データストアの容量の合計です。VSA クラスタの RAID 構成に応じて、VSA の容量の計算に使用するアルゴリズムは異なります。

RAID 構成および設定

RAID の設定および要件ごとに、サポートされている構成を選択します。サポートされているディスクおよび RAID 構成については、リリース ノートを参照してください。

RAID ルールに基づいて、結果から一定のサイズの VMFS データストアが導出されます。

例えば、それぞれ 600GB のディスクが 6 つある場合、次のとおり導出されます。多少のオーバーヘッドが生じるため、以下のサイズはすべて概算です。

  • RAID 5 で 3TB

  • RAID 6 で 2.4TB

  • RAID 10 で 1.8TB

利用可能な最大クラスタ容量の計算

ホストの構成後に、各ホストの個別ホスト ベースライン量が計算されます。

個別ホスト ベースライン量は、システムおよび VSA アプライアンス用の 23 GB を含む空き容量として計算されます。

VSA クラスタを構成するホストの最小個別ホスト ベースライン量を使用して、そのクラスタに割り当てられる利用可能な最大クラスタ容量を計算します。計算には次の公式を使用します。

(最小個別ホスト ベースライン量 x クラスタ メンバーの数) / 2 = 利用可能な最大クラスタ容量

注:

必要な場合は、クラスタの作成ウィザードを使用すると、使用量をこの利用可能な最大クラスタ容量未満にすることができます。

クラスタの作成ウィザードを実行する時にクラスタに割り当てる量を選択すると、クラスタの作成後にその値が VSA Manager ページに表示されます。この値は、クラスタのストレージ容量として表示されます。

計算後の NFS データストアおよびそのサイズは、次のように表示されます。

  • 作成され各ホストにエクスポートされる NFS データストアの数は、VSA クラスタ メンバーの数と同じです。

  • 各 NFS データストアのサイズは、(クラスタのストレージ容量) / (クラスタ メンバーの数) です。

例 1

この例では、次の構成の 2 メンバー クラスタを使用します。

  • 405G の VMFS データストアがあるホスト 1 台 (既存の 1G の仮想マシンをローカル ストレージに事前割り当て済み)

  • 405G の VMFS データストアがあるホスト 1 台 (既存の 2G の仮想マシンをローカル ストレージに事前割り当て済み)

この構成の容量は、最小個別ホスト ベースライン量 = 403G - 23G = 380G として計算されます。利用可能な最大クラスタ容量 = 380G x 2 / 2 = 380G です。

利用可能な最大クラスタ容量がすべてクラスタに割り当てられる場合、そのストレージ容量は 380G になります。

例 2

この例では、次の構成の 3 メンバー クラスタを使用します。

  • 405G の VMFS データストアがあるホスト 1 台 (既存の 1G の仮想マシンをローカル ストレージに事前割り当て済み)

  • 405G の VMFS データストアがあるホスト 1 台 (既存の 2G の仮想マシンをローカル ストレージに事前割り当て済み)

  • 405G の VMFS データストアがあるホスト 1 台 (既存の 3G の仮想マシンをローカル ストレージに事前割り当て済み)

この構成の容量は、最小個別ホスト ベースライン量 = 402G - 23G = 379G として計算されます。利用可能な最大クラスタ容量 = 380G x 3 / 2 = 568.5G です。

利用可能な最大クラスタ容量がすべてクラスタに割り当てられる場合、そのストレージ容量は 568.5G になります。