仮想マシンのハードウェア バージョンは、仮想マシンがサポートする仮想ハードウェア機能を表しています。これらの機能は、仮想マシンを作成した ESXi ホスト上で使用可能な物理ハードウェアに対応しています。仮想ハードウェアの特長には、BIOS と EFI、使用可能な仮想 PCI スロット、最大 CPU 数、最大メモリ構成、およびその他の一般的なハードウェア特性があります。

仮想マシンを作成するときは、仮想マシンを作成するホストに対応したデフォルトのハードウェア バージョンのままにすることも、以前のバージョンにすることもできます。以前のバージョンのハードウェアは、次の場合に使用できます。

  • 仮想環境で、テストとデプロイを標準化する場合。

  • 新しいバージョンの機能を必要としない場合。

  • 古いホストとの互換性を維持する場合。

ハードウェア バージョンがバージョン 8 より前の仮想マシンは、ESXi 5.0 ホストで実行できますが、ハードウェア バージョン 8 で使用可能な機能はすべて揃ってはいません。たとえば、ハードウェア バージョンがバージョン 8 より前の場合、32 個の仮想プロセッサまたは 1,011GB のメモリを仮想マシンで使用することはできません。

vSphere Web Client または vSphere Client では、最新のハードウェア バージョンにのみ仮想マシンをアップグレードできます。仮想マシンと古い ESX/ESXi ホストの互換性を保つ必要がない場合は、これらの仮想マシンを ESXi 5.0 ホストでアップグレードできます。この場合、バージョン 8 にアップグレードされます。

  • 仮想マシンと ESX/ESXi 3.5 ホストの互換性を保つには、ESX/ESXi 3.5 ホストで仮想マシンをアップグレードします。この結果、仮想マシンはバージョン 4 にアップグレードされます。

  • 仮想マシンと ESX/ESXi 4.x ホストの互換性を保つには、ESX/ESXi 4.x ホストで仮想マシンをアップグレードします。この結果、仮想マシンはバージョン 7 にアップグレードされます。

次の場合、仮想マシンのハードウェア バージョンを、その仮想マシンが実行されているホストよりも前のバージョンにすることができます。

  • ESX/ESXi 4.x 以前のホスト上で作成された仮想マシンを、ESXi 5.0 ホストに移行する。

  • ESX/ESXi 4.x 以前のホストで作成された既存の仮想ディスクを使用して、仮想マシンを ESXi 5.0 ホスト上に作成する。

  • ESX/ESXi 4.x 以前のホスト上で作成された仮想ディスクを、ESXi 5.0 ホスト上で作成された仮想マシンに追加する。

ホストが異なるバージョンの仮想マシンをサポートしている場合、そのホスト上でそれらの仮想マシンの作成、編集、実行が可能です。場合によっては、ホストでの仮想マシンのアクションが制限されたり、仮想マシンがホストにアクセスできないことがあります。

表 1. ESXi ホストと互換性のある仮想マシンのハードウェア バージョン

バージョン 8

バージョン 7

バージョン 4

vCenter Server バージョンとの互換性

ESXi 5.0

作成、編集、実行

作成、編集、実行

編集、実行

vCenter Server 5.0

ESX/ESXi 4.x

サポート対象外

作成、編集、実行

作成、編集、実行

vCenter Server 4.x

ESX Server 3.x

サポート対象外

サポート対象外

作成、編集、実行

VirtualCenter Server 2.x 以降

バージョン 3 の仮想マシンは、ESXi 5.0 ホスト上ではサポートされません。これらの仮想マシンを最大限に活用するには、仮想ハードウェアをアップグレードします。

注:

以前のバージョンの ESX/ESXi ドキュメントでは、仮想マシンのハードウェア バージョン 4 は VM3 と表記されていることがあります。