vCenter Server を Windows マシン上にインストールする代わりに、VMware vCenter Server Appliance をダウンロードしてデプロイできます。vCenter Server Appliance は事前に構成された Linux ベースの仮想マシンであり、vCenter Server および関連サービスの実行に最適化されています。

始める前に

このタスクについて

vCenter Server Appliance には、以下のデフォルトのユーザー名があります。

  • パスワードが vmwareroot

  • administrator@vsphere.local、パスワードは vCenter Single Sign-On 管理者アカウントのビルトイン ドメインへのインストール時に入力したもの。

また、最初の起動時に vCenter Server Appliance が読み込むカスタム パスワードを作成可能です。vCenter Server アプライアンスの最初の起動時におけるカスタム パスワードの作成を参照してください。

注:

新しくデプロイされたバージョン 5.5 vCenter Server Appliance では、ルート ユーザーが vCenter Single Sign-On 管理者権限を持つことはできません。vCenter Single Sign-On の管理については、『vSphere セキュリティ』ドキュメントを参照してください。

外部データベースについて、vCenter Server Appliance は、デプロイしている vCenter Server Appliance バージョンの「VMware 製品の相互運用性マトリックス」に示してあるのと同じバージョンの Oracle データベースのみをサポートします。VMware 製品の相互運用性マトリックスを参照してください。 http://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.phpvCenter Server Appliance のバージョン 5.0.1 以降は、vCenter Server Appliance 5.0 で使用されている IBM DB2 の代わりに、組み込みデータベース用の PostgreSQL を使用します。

vCenter Server Appliance はリンク モード構成をサポートしていません。

vCenter Server Appliance のバージョン 5.5 は仮想ハードウェア バージョン 7 でデプロイされますが、これは ESXi の仮想マシンあたり 8 個の仮想 CPU をサポートしています。vCenter Server Appliance で管理するホストによっては、ESXi ホストをアップグレードし、vCenter Server Appliance のハードウェア バージョンを更新してより多くの仮想 CPU をサポートできるようにしたい場合があります。

  • ESXi 4.x は、仮想ハードウェアのバージョンは 7 まで、仮想マシンあたりの仮想 CPU は 8 個までサポートします。

  • ESXi 5.0.x は、仮想ハードウェアのバージョンは 8 まで、仮想マシンあたりの仮想 CPU は 32 個までサポートします。

  • ESXi 5.1.x は、仮想ハードウェアのバージョンは 9 まで、仮想マシンあたりの仮想 CPU は 64 個までサポートします。

注意:

vCenter Server Appliance をハードウェア バージョン 10 に更新する場合は、vSphere Client を使用してアプライアンスの仮想マシン設定を編集できません。これにより、管理用の vCenter Server Appliance が配置されているホストに vSphere Web Client を使用して直接接続できないため、vCenter Server Appliance の管理に問題が生じる可能性があります。vCenter Server Appliance をハードウェア バージョン 10 にアップグレードしないでください。

vCenter Server Appliance のインベントリとその他の構成制限については、『構成の上限』ドキュメントを参照してください。

ESXi ホストのアップグレードの詳細については、『vSphere のアップグレード』ドキュメントを参照してください。仮想マシンの仮想ハードウェア バージョンを更新するには、『vSphere 仮想マシン管理』ドキュメントの仮想マシン互換性レベルについての情報を参照してください。

vCenter Server Applianceの構成の詳細については、『vCenter Server およびホスト管理』ドキュメントを参照してください。

vCenter Server Appliance のネットワークを構成するには、/opt/vmware/share/vami/vami_config_net にある vami_config_net tool を使用する必要があります。このツールの使用方法については、https://www.vmware.com/support/developer/studio/studio26/va_user.pdf にあるドキュメント 『User’s Guide to Deploying vApps and Virtual Appliances (vApp および仮想アプライアンスのデプロイのためのユーザー ガイド)』を参照してください。

注:

IP アドレスが IPv4 に準拠している場合のみ、vCenter Server 5.5 は vCenter Server と vCenter Server コンポーネント間の IP アドレスによる接続をサポートします。IPv6 環境で vCenter Server システムに接続するには、vCenter Server の完全修飾ドメイン名 (FQDN) またはホスト名を使用する必要があります。ベスト プラクティスは、IP アドレス(DHCP によって割り当てられた場合に変わる可能性がある)の代わりに FQDN(すべてのケースで機能する)を使用することです。

ESXi Dump Collector サービス、vSphere Syslog サービス、および vSphere Auto Deploy では、vCenter Server Appliance との通信に IPv4 アドレスを使用する必要があります。

手順

  1. VMware Web サイトの vSphere 5 のダウンロード ページから、vCenter Server Appliance 用の .OVA ファイルまたは .OVF、そして VMDK システムおよびデータ ディスクをシステムにダウンロードします。

    .OVFVMDK システムおよびデータ ディスクを使用する場合は、すべて同じフォルダにダウンロードします。

  2. vSphere Client または vSphere Web Client を使用して、.OVA ファイルまたは .OVF、そして VMDK システムおよびデータ ディスクを OVF テンプレートとしてデプロイします。

    デプロイに 80 GB の最大ディスク容量を使用しない場合は、シン プロビジョニングで vCenter Server Appliance をデプロイします。OVF テンプレートのデプロイ ウィザードの [ディスクのフォーマット] パネルで シン プロビジョニング フォーマット を選択します。

    注:

    vSphere Web Client は、vCenter Server を介して vSphere に接続しますが、ESXi インスタンスに直接接続することはできません。vSphere 環境に vCenter Server がインストールされていない場合は、vSphere Client を使用して vCenter Server Appliance を ESXi インスタンスにデプロイします。また、OVF Tool を使用することもできます。このツールは、VMware コミュニティ(https://communities.vmware.com/community/vmtn/automationtools/ovf)でマニュアルとともに提供されています。vSphere 環境に vCenter Server インスタンスが含まれるようになったら、vSphere Web Client を使用し、vCenter Server を介して ESXi インスタンスに vCenter Server Appliance をデプロイできます。

  3. vCenter Server Appliance をパワーオンします。
  4. コンソール ビューを開きます。
  5. ようこそ画面の指示に従ってブラウザ ウィンドウを開き、示された URL にアクセスします。
  6. vCenter Server Appliance にログインし、使用許諾契約書に同意します。

    ログインしたときに vCenter Server セットアップ ウィザードが起動します。

  7. インストールの構成オプションを選択します。

    オプション

    説明

    デフォルト設定での構成

    vCenter Server Appliance に組み込み vCenter Server データベースを設定し、データベースと Active Directory をデフォルト設定で構成する。

    構成ファイルのアップロード

    準備した構成ファイルから vCenter Server Appliance を構成する。

    カスタム構成の設定

    vCenter Server Appliance の構成をカスタマイズする。セットアップ ウィザードには、組み込みまたは外部の vCenter Server データベースにアプライアンスを接続する個別のパネルと Active Directory のカスタム設定をする個別のパネルが表示されます。

  8. プロンプトの指示に従って、ウィザードを完了します。

    構成ファイルをアップロードした場合、ウィザードを完了するときにファイルに含まれていない設定を入力します。

タスクの結果

vCenter Server Appliance がデプロイされてセットアップされます。

次のタスク

vCenter Server および vCenter Server Appliance の使い方の詳細については、『vCenter Server およびホスト管理』ドキュメントを参照してください。