vSphere Distributed Switch を使用すると、スイッチに関連付けられているすべてのホストのネットワーク構成を一元管理して監視できます。vCenter Server システム上に Distributed Switch を設定すると、その設定は、スイッチに関連付けられているすべてのホストに伝達されます。

図 1. vSphere Distributed Switch のアーキテクチャ


vSphere Distributed Switch アーキテクチャ。

vCenter Server システム上のデータセンターに vSphere Distributed Switch を関連付けます。スイッチに関連付けられているすべてのホストのネットワーク構成および管理は、vCenter Server システム上で一元化されます。関連付けられている各ホストには、Distributed Switch 上に構成されたホストのネットワーク設定を含むホスト プロキシ スイッチがあります。

たとえば、ESXi A および ESXi B ホストを Distributed Switch に関連付けて、両方のホストの物理 NIC vmnic1 をスイッチのアップリンク 1 に接続するとします。その結果、ホスト ESXi A および ESXi B の vmnic1 が Distributed Switch 上のアップリンク 1 に接続されます。両方のホストのホスト プロキシ スイッチ上で、物理 NIC vmnic1 がアップリンク ポート 1 に接続されます。

ホスト リソースを効率的に使用するため、ESXi 5.5 以降を実行しているホストでは、プロキシ スイッチの分散ポート数が動的に増減されます。このようなホストのプロキシ スイッチはホストでサポートされているポートの最大数まで拡張可能です。ポートの限界はホストが処理できる仮想マシンの最大数に基づいて決まります。

Distributed Switch には、1 つ以上の分散ポート グループがあります。分散ポート グループで、仮想マシンへのネットワーク接続を提供し、VMkernel トラフィックを格納します。現在のデータセンターに固有のネットワーク ラベルを使用して、各分散ポート グループを識別します。作成する各分散ポート グループのコピーは、Distributed Switch に関連付けられている全ホストのホスト プロキシ スイッチ上でも使用できます。分散ポート グループに構成するポリシーは、Distributed Switch 内の全ホストで一貫性が保たれます。

VLAN ID はオプションであり、この ID によって、ポート グループ トラフィックが物理ネットワークの論理イーサネット セグメント内に制限されます。

vSphere 5 では、vSphere Distributed Switch のほかに、サードパーティ製の仮想スイッチもサポートしています。Cisco Nexus 1000v スイッチの構成の詳細については、Cisco Systems 社の Web サイトを参照してください。