VMware vSphere Replication は、ハイパーバイザー ベースでの仮想マシンのレプリケーションと復旧を可能にする、VMware vCenter Server の拡張機能です。

vSphere Replication はストレージベースのレプリケーションを代替するものです。次のサイト間で仮想マシンをレプリケートすることで、部分的または完全なサイト障害から仮想マシンを保護します。

  • ソース サイトからターゲット サイト

  • 単一のサイト内のあるクラスタから別のクラスタ

  • 複数のソース サイトからリモートの共有ターゲット サイト

vSphere Replication には、ストレージ ベースのレプリケーションと比べていくつかの利点があります。

  • 低コストでの各仮想マシンのデータ保護。

  • ソース サイトおよびターゲット サイトでのストレージ ベンダーの選択に柔軟性をもたらすレプリケーション ソリューション。

  • レプリケーションあたり全体に低コスト。

vSphere ReplicationvCenter Server Appliance または標準的な vCenter Server と併用できます。片方のサイトで vCenter Server Appliance を実行し、もう片方のサイトで標準的な vCenter Server を実行できます。

vSphere Replication により、ソース データセンターからターゲット サイトに仮想マシンを迅速かつ効率的にレプリケートできます。

ロード バランシングのニーズを満たすために、追加の vSphere Replication サーバをデプロイすることができます。

レプリケーション インフラストラクチャの設定後、異なる目標復旧時点 (RPO) でレプリケートされる仮想マシンを選択することができます。「複数の時点」リテンション ポリシーを有効にすると、レプリケートした仮想マシンのインスタンスを 2 つ以上保存できます。リカバリ後、保持したインスタンスはリカバリした仮想マシンのスナップショットとして利用することができます。

レプリケーション構成時に、VMware Virtual SAN データストアをターゲット データストアとして使用し、レプリカの仮想マシンとそのディスクのターゲット ストレージ プロファイルを選択することもできます。

注:

VMware Virtual SAN は、vSphere 5.5u1 で完全にサポートされている機能です。

  • Virtual SAN を vSphere Replication 5.5.1 および vSphere 5.5u1 と本番環境で併用することができます。

  • Virtual SAN は、vSphere 5.5 の試験的な機能です。Virtual SAN を vSphere Replication 5.5.0 および vSphere 5.5 でテストすることはできますが、本番環境での使用はサポートされていません。Virtual SAN を vSphere 5.5 で有効にする方法については、vSphere Replication 5.5.0 リリースのリリース ノートを参照してください。

vSphere Replication の機能はすべて、vSphere Web Client で構成できます。レプリケーションの管理および監視ダッシュボードで、サイトの監視やレプリケーション ステータスの監視ができます。