バージョン 5.1 以降、vSphere には vCenter Single Sign-On コンポーネントが vCenter Server 管理インフラストラクチャの一部として含まれています。この変更は vCenter Server のインストールに影響します。

vCenter Single Sign-On による認証により、安全なトークン交換メカニズムを介して vSphere ソフトウェア コンポーネントが互いに通信を行うことが許可され、VMware クラウド インフラストラクチャ プラットフォームの安全性が高まります。

vCenter Server の最初のインストールでは、すべてのコンポーネントをインストールする必要があります。以降の同一の環境へのインストール時、またはサービスを追加する場合には、vCenter Single Sign-On のインストールは必要ありません。vCenter Single Sign-On サーバが 1 つあれば、vSphere 環境全体に使用できます。vCenter Single Sign-On を一度インストールすれば、すべての新規 vCenter Server インスタンスを同一の vCenter Single Sign-On サービスに接続できます。Inventory Service インスタンスは、各 vCenter Server インスタンスに対してインストールする必要があります。

シンプル インストール

Simple Install オプションによって、vCenter Single Sign-On、vSphere Web Client、vCenter Inventory Service および vCenter Server が同じホストまたは仮想マシンにインストールされます。Simple Install は、ほとんどのデプロイに適しています。

カスタム インストール

各コンポーネントの場所および設定をカスタマイズする場合は、カスタム インストールを実行し、個々のインストール オプションを選択して、次の順序でコンポーネントを個別にインストールできます。

  1. vCenter Single Sign-On

  2. vSphere Web Client

  3. vCenter Inventory Service

  4. vCenter Server

各コンポーネントは異なるホストまたは仮想マシンにインストールできます。

複数の vCenter Server システムをインストールする場合は、各 vCenter Server に同じ vCenter Single Sign-On サービスを参照できます。

複数の場所へのインストール

vCenter Single Sign-On バージョン 5.1 とは異なり、vCenter Single Sign-On 5.5 は複数の場所にある認証データを同期します。

複数の場所に vCenter Server システムをインストールしている場合、それぞれの場所に vCenter Single Sign-On サーバをインストールできます。vCenter Single Sign-On の 2 番目以降のインスタンスをインストールするときは、インストール中に最初の vCenter Single Sign-On インスタンスを参照できます。両インスタンス間で、VMware ディレクトリ サービス インスタンスが同期されます。1 つのインスタンスへの変更は、他のインスタンスにも伝達されます。

図 1. 複数の場所への vCenter Single Sign-On のインストール
vCenter Single Sign-On の複数のインスタンスの間で、同一の vmdir ディレクトリ サービスを共有できます。