アップグレード後のシステムでは GUID パーティション テーブル (GPT) は使用されませんが、古い MSDOS ベースのパーティション ラベルは維持されます。

ほとんどの ESXi 4.x ホストでは、パーティション テーブルは、アップグレードされた ESXi 5.x に再書き込みされません。パーティション テーブルは、システムの起動バンクが不均一になっている場合に再書き込みされます。不均一な起動バンクは、ESXi 3.5 から ESXi 4.x にアップグレードした後で直接 ESXi 5.x にアップグレードしたシステムで発生する可能性があります。

ESX ホストでは、パーティショニングされた構造は、ESXi 4.x ホストに似た構造に変更されます。VMFS3 パーティションは維持され、既存のパーティション テーブルは新しい MSDOS ベースのパーティション テーブルによって上書きされます。

ESX ホストの場合、ESXi 5.x への移行では、サービス コンソール内にある、カスタム ユーザーによって作成されたパーティションに保存されたデータは維持されません。

アップグレードされたホストにはスクラッチ パーティションはありません。代わりに、スクラッチ ディレクトリが作成され、VMFS ボリュームからアクセスされます。それ以外の各パーティション (起動バンク、ロッカー、vmkcore など) は、ほかのシステムのものと同一です。

アップグレードされたホストでは、VMFS パーティションは VMFS3 から VMFS5 にはアップグレードされていません。ESXi 5.x は、VMFS3 パーティションと互換性があります。パーティションの VMFS5 へのアップグレードは、ホストが ESXi 5.x にアップグレードされた後で実行できます。データストアの VMFS5 へのアップグレードについては、『vSphere ストレージ』 を参照してください。

古い MSDOS ベースのパーティショニングを維持する、アップグレードされたホストでは、2TB を超える単一物理ディスクまたは LUN での ESXi のインストールをサポートしません。2TB を超えるディスクまたは LUN で ESXi をインストールするには、フレッシュ インストールを実行する必要があります。

注:

ESXi 5.x インストーラでは、ESX 2.x インスタンスまたは VMFS2 データストアを検出できません。ESX 2.x インスタンスを ESXi 5.x に移行したり、アップグレードされた ESXi 5.x に VMFS2 データストアを残すことはできません。代わりに、ESXi 5.x のフレッシュ インストールを実行してください。

ESXi 5.x へのアップグレードで、ディスク上の VMFS パーティションを維持するには、そのパーティションが、ディスク上の起動パーティション (パーティション 4) と拡張パーティションの後に物理的に配置されている必要があります (8192 + 1835008 セクタ)。1843200 セクタ マークのあとに VMFS パーティションがあるシステムでは、その VMFS パーティションを (最初に ESX 3.5 または 4.x にインストールされたかどうかに関係なく) 維持できます。

VMFS パーティションがブート ドライブとは別のドライブに配置されているシステムの場合、ブート ドライブの内容全体はアップグレード中に上書きされます。ディスクにある余分なデータは消去されます。