ESXi 5.0.x、ESXi 5.1.x、または ESXi 5.5.0 ホストから 5.5.x に直接アップグレードすることができます。また、ほとんどの場合、ESX 4.x ホストから ESXi 5.5.x への直接移行や、ESXi 4.x ホストから ESXi 5.5.x への直接アップグレードができます。

5.5.x へのアップグレードまたは移行の詳細とサポート レベルは、アップグレードするホストと使用するアップグレード方法によって異なります。現在の ESX または ESXi のバージョンからアップグレード対象バージョンへのアップグレード方法のサポートを確認します。VMware 製品の相互運用性マトリックス(http://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php)を参照してください。

表 1. 5.5.x へのアップグレードまたは移行についてサポートされるシナリオ

5.5.x へのアップグレードまたは移行のシナリオ

サポート

バージョン 3.x の ESX および ESXi ホスト

直接アップグレードのサポート対象外。

バージョン 3.x の ESX および ESXi ホストを 5.5.x にアップグレードするには、先にバージョン 4.x の ESX または ESXi にアップグレードする必要があります。vSphere 4.x のアップグレードに関するドキュメントを参照してください。

あるいは、5.5.x のフレッシュ インストールを行ったほうが、簡単かつコスト効率が高い可能性もあります。

ESX 3.x から、ESXi 5.x との互換性がないパーティション レイアウトでアップグレードされた 4.x ESX ホスト

サポート対象外。

VMFS パーティションは保持できません。アップグレードまたは移行が可能なのは、アップグレード対象のディスク上に最大で 1 つの VMFS パーティションが存在し、その VMFS パーティションがセクタ 1843200 以降から開始する場合だけです。フレッシュ インストールを実行してください。仮想マシンを保持するには、それらの仮想マシンを別のシステムに移行します。

vSphere Update Manager で移行またはアップグレードする、バージョン 4.x の ESX または ESXi ホスト

サポートあり。vSphere Update Manager を使用した、ホストの組織的なアップグレード および『VMware vSphere Update Manager のインストールと管理』ドキュメントを参照してください。

対話型移行またはアップグレードを行う、バージョン 4.x の ESX または ESXi ホスト

サポートあり。ホストの対話型アップグレードまたは移行 を参照してください。

インストーラのウィザードで、アップグレードするか、フレッシュ インストールを行うかを選択できます。アップグレードする場合、ESX のパーティションおよび構成ファイルは、ESXi との互換性を持つように変換されます。

スクリプトを使用したアップグレードを行う、バージョン 4.x の ESX または ESXi ホスト

サポートあり。スクリプトを使用した、ホストのインストール、アップグレード、または移行 を参照してください。

アップグレード スクリプトで、システム上でアップグレードするディスクを指定します。パーティション テーブルに互換性がないためにシステムを正しくアップグレードできない場合は、インストーラで警告が表示され、処理が続行されません。その場合は、フレッシュ インストールを実行してください。アップグレードまたは移行が可能なのは、アップグレード対象のディスク上に最大で 1 つの VMFS パーティションが存在し、その VMFS パーティションがセクタ 1843200 以降から開始する場合だけです。

SAN または SSD 上の 4.x ESX ホスト

一部サポート。

通常の ESX 4.x ホストと同様にアップグレードできますが、ディスク上のパーティションを最適化するためのプロビジョニングは行われません。ホスト上のパーティション スキームを最適化するには、フレッシュ インストールを実行します。

CD または DVD を使用した対話型移行、スクリプトを使用した移行、または vSphere Update Manager による移行を行う、サービス コンソール .vmdk ファイルのない 4.x ESX ホスト

サポート対象外。

サービス コンソールがない理由として最も可能性が高いのは、サービス コンソールが破損しているか、VMFS ボリュームを使用できないことです。VMFS が SAN 上にインストールされており、LUN にアクセスできない場合、VMFS ボリュームを使用できないことがあります。その場合、既存の ESX 4.x があるディスクをインストーラ ウィザードのディスク選択画面で選択すると、クリーン インストールを実行するように求められます。

CD または DVD を使用した対話型移行、スクリプトを使用した移行、または vSphere Update Manager による移行を行う、別途リリースされたドライバまたはその他のサードパーティ製カスタマイズを使用する 4.x ESX または ESXi ホスト

ESXi Image Builder CLI でサポート。

4.x ホストがサードパーティ製の VIB やドライバなどでカスタマイズされている場合、標準の VMware インストーラ ISO を使用してアップグレードすると、それらのカスタマイズが失われ、システムが不安定になることがあります。サードパーティ製のカスタム VIB があるホストのアップグレード を参照してください。その場合は、ESXi Image Builder CLI を使用して、該当する VIB やドライバなどが含まれたカスタムの ESXi インストーラ ISO ファイルを作成できます。Image Builder の詳細については、『vSphere のインストールとセットアップ』ドキュメントを参照してください。

CD または DVD を使用した対話型アップグレード、スクリプトを使用したアップグレード、または vSphere Update Manager によるアップグレードを行う、別途リリースされたドライバまたはその他のサードパーティ製カスタマイズを使用する 5.0.x または 5.1x の ESXi ホスト

サポートあり。

カスタム VIB を持つ ESXi 5.0.x または 5.1x ホストをバージョン 5.5 へアップグレードする場合、カスタム VIB が移行されます。サードパーティ製のカスタム VIB があるホストのアップグレード を参照してください。

5.0.x ESXi ホスト

サポートされている 5.5.x への直接アップグレード方法は以下のとおりです。

  • vSphere Update Manager。

  • CD、DVD、または USB ドライブからの対話的なアップグレード。

  • スクリプトを使用したアップグレード。

  • Auto Deploy。ESXi 5.0x ホストが Auto Deploy を使用してデプロイされた場合は、Auto Deploy を使用して、5.5.x のイメージでホストを再プロビジョニングすることができます。

  • esxcli.

5.1.x ESXi ホスト

サポートされている 5.5.x への直接アップグレード方法は以下のとおりです。

  • vSphere Update Manager。

  • CD、DVD、または USB ドライブからの対話的なアップグレード。

  • スクリプトを使用したアップグレード。

  • Auto Deploy。ESXi 5.1x ホストが Auto Deploy を使用してデプロイされた場合は、Auto Deploy を使用して、5.5.x イメージでホストを再プロビジョニングすることができます。

  • esxcli.

5.5.0 ESXi ホスト

サポートされている 5.5.x への直接アップグレード方法は以下のとおりです。

  • vSphere Update Manager。

  • CD、DVD、または USB ドライブからの対話的なアップグレード。

  • スクリプトを使用したアップグレード。

  • Auto Deploy。ESXi 5.5.0 ホストが Auto Deploy を使用してデプロイされた場合は、Auto Deploy を使用して、5.5.x イメージでホストを再プロビジョニングすることができます。

  • esxcli.