VMware Tools は、仮想マシンのオペレーティング システムにインストールされる一連のユーティリティです。

VMware Tools は、仮想マシンのパフォーマンスを強化し、VMware 製品の多くの使いやすい機能を実現します。たとえば、次に示す機能は、VMware Tools をインストールした場合にのみ利用できる機能の一部にすぎません。

  • Aero をサポートするオペレーティング システム上でグラフィック パフォーマンスと Windows Aero が大幅に高速化

  • ユニティ機能。これにより、仮想マシン内のアプリケーションをホストのデスクトップに他のアプリケーション ウィンドウと同様に表示することが可能

  • ホストとゲストのファイル システム間の共有フォルダ

  • 仮想マシンとホスト(クライアント デスクトップ)間のテキスト、グラフィック、ファイルのコピーと貼り付け

  • マウスのパフォーマンスの向上

  • 仮想マシン内のクロックとホスト(クライアント デスクトップ)のクロックの同期

  • ゲスト OS の操作の自動化に役立つスクリプト

  • pre-freeze および post-thaw 静止スクリプトの実行

  • ゲスト OS の静止スナップショットのキャプチャが可能

  • ネットワーク、ディスク、およびメモリの使用情報を定期的にゲスト OS から収集し、ESXi ホストに送信します。

  • 1 秒ごとにハートビート情報を各仮想マシンに送信し、ゲスト OS からゲスト ハートビート情報を収集します。VMware HA は、ハートビート情報を使用して、仮想マシンの可用性を確認します。

  • XML 文書を含むゲスト OS 環境変数 guestinfo.ovfEnv を使用して、ゲスト OS に OVF 環境をトランスポートします。

  • 仮想マシンのゲスト カスタマイズが可能です。

VMware Tools がなくてもゲスト OS を実行できますが、VMware の多くの機能は VMware Tools をインストールするまで使用できません。たとえば、VMware Tools を仮想マシンにインストールしていない場合、ゲスト OS からハートビート情報を取得できません。また、ツールバーからシャットダウン オプションや再起動オプションを使用することもできません。使用できるのは電源オプションのみであり、ゲスト OS のシャットダウンを各仮想マシンのコンソールから実行する必要があります。VMware Tools を使用して仮想デバイスの接続および切断や、仮想ディスクの縮小を行うことはできません。

インストールの手順はオペレーティング システムによって異なります。ゲスト OS で VMware Tools をインストールまたはアップグレードする方法については、「仮想マシンのアップグレード」の章を参照してください。VMware Tools のインストール手順については、VMware ナレッジ ベースの記事 (http://kb.vmware.com/kb/1014294) を参照してください。

常に最新バージョンの VMware Tools を実行することを強くお勧めします。仮想マシンをパワーオンするたびに VMware Tools のアップグレードの有無を自動で確認して適用するように、仮想マシンを構成できます。仮想マシンの VMware Tools の自動アップグレードの有効化については、vSphere 仮想マシン管理を参照してください。