Microsoft Windows Server 2008 SP2 以降が実行されている仮想マシンまたは物理サーバに vCenter Server をインストールするか、vCenter Server Appliance をデプロイすることができます。vCenter Server Appliance は事前構成された Linux ベースの仮想マシンで、vCenter Server の実行用に最適化されています。

vSphere 6.0 では、Platform Services Controller が組み込まれている vCenter Server と外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server が導入されています。

重要:

このドキュメントでは、基本デプロイ モデルについて説明します。推奨するトポロジについては、「List of recommended topologies for vSphere 6.0.x」を参照してください。

vCenter Server と組み込み Platform Services Controller

Platform Services Controller にバンドルされているすべてのサービスは、vCenter Server と同じ仮想マシンまたは物理サーバにデプロイされます。

vCenter Server と外部 Platform Services Controller

Platform Services ControllervCenter Server にバンドルされているサービスは、別々の仮想マシンまたは物理サーバにデプロイされます。

まず、1 つの仮想マシンまたは物理サーバに Platform Services Controller をデプロイし、その後別の仮想マシンまたは物理サーバに vCenter Server をデプロイする必要があります。

注:

組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server をデプロイしたら、トポロジを再構成して、外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server に切り替えることができます。これは一方向のプロセスで、後で組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server に戻すことはできません。vCenter Server インスタンスは、同じドメイン内のインフラストラクチャ データをレプリケートするように構成された外部 Platform Services Controller にのみ再ポイントできます。

vCenter Server と組み込みの Platform Services Controller

vCenter ServerPlatform Services Controller は、単一の仮想マシンまたは物理サーバにデプロイされます。

図 1. Platform Services Controller が組み込まれている vCenter Server


同じ仮想マシンまたは物理サーバにインストールされた、Platform Services Controller が組み込まれている vCenter Server。


Platform Services Controller が組み込まれている vCenter Server をインストールすることには、次のようなメリットがあります。

  • vCenter ServerPlatform Services Controller がネットワークを介して接続されておらず、vCenter ServerPlatform Services Controller の間での接続性問題や名前解決問題のために vCenter Server が停止することがなくなります。

  • Windows 仮想マシンまたは物理サーバに vCenter Server をインストールする場合、必要な Windows ライセンスの数が少なくて済みます。

  • 管理する必要がある仮想マシンや物理サーバの数が減ります。

  • ロード バランサーを使用して複数の Platform Services Controller に負荷を分散する必要がなくなります。

Platform Services Controller を組み込んでのインストールには、次のようなデメリットがあります。

  • 製品ごとに Platform Services Controller がインストールされますが、これは必要以上です。これにより、リソースの使用量が増えます。

  • このモデルは、小規模な環境に適しています。

vCenter Server と外部の Platform Services Controller

vCenter ServerPlatform Services Controller は、別々の仮想マシンまたは物理サーバにデプロイします。Platform Services Controller は、いくつかの vCenter Server インスタンス間で共有できます。Platform Services Controller をインストールし、次にいくつかの vCenter Server インスタンスをインストールして、それらを Platform Services Controller に登録することができます。次に、別の Platform Services Controller をインストールして、最初の Platform Services Controller に関するデータをレプリケートするようにそのコントローラを構成し、それから vCenter Server インスタンスをインストールして、それらのインスタンスを 2 番目の Platform Services Controller に登録することができます。

図 2. 外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server
Platform Services Controller は、1 つの仮想マシンまたは物理ホストにインストールし、その Platform Services Controller に登録されている vCenter Server インスタンスは別の仮想マシンまたは物理ホストにインストールします。

外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server をインストールすることには、次のようなメリットがあります。

  • Platform Services Controller でのサービスを合わせた場合の消費リソース量が少なくなるため、フットプリントとメンテナンスの負担を軽減できます。

  • より多くの vCenter Server インスタンスで使用環境を構成できます。

外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server をインストールすることには、次のようなデメリットがあります。

  • vCenter ServerPlatform Services Controller がネットワークを介して接続され、接続問題と名前解決問題が発生しやすくなります。

  • Windows 仮想マシンまたは物理サーバに vCenter Server をインストールする場合、必要な Windows ライセンスの数が多くなります。

  • 多くの仮想マシンまたは物理サーバを管理する必要があります。

オペレーティング システムの混在環境

Windows 上にインストールされた vCenter Server インスタンスは、Windows 上にインストールされた Platform Services Controller または Platform Services Controller アプライアンスに登録することができます。vCenter Server Appliance は、Windows 上にインストールされた Platform Services Controller または Platform Services Controller アプライアンスに登録することができます。vCenter ServervCenter Server Appliance の両方は、同じドメイン内の同じ Platform Services Controller に登録することができます。

図 3. Windows 上の外部 Platform Services Controller との混在オペレーティング システム環境の例


Windows インスタンスと vCenter Server Appliance インスタンスの vCenter Server にサービスを提供する、Windows 仮想マシンまたは物理サーバの外部 Platform Service Controller。


図 4. 外部 Platform Services Controller アプライアンスとの混在オペレーティング システム環境の例


Windows インスタンスと vCenter Server Appliance インスタンスの vCenter Server にサービスを提供する、Linux 仮想マシンまたは物理サーバの外部 Platform Service Controller。


インフラストラクチャ データをレプリケートする Platform Services Controller を多くすることにより、システムの可用性を高めることができます。

vCenter Server インスタンスまたは vCenter Server Appliance を最初に登録した外部 Platform Services Controller が応答を停止した場合は、vCenter Server または vCenter Server Appliance の接続先を、ドメイン内の別の外部 Platform Services Controller に再ポイントすることができます。詳細については、別の外部 Platform Services Controller への vCenter Server の再ポイント を参照してください。