クライアント統合プラグインを使用して、vCenter Server 5.5.x を Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server Appliance 6.0 に移行できます。

始める前に

  • ESXi ホスト上にターゲット vCenter Server Appliance を展開する場合、ESXi ホストがロックダウンまたはメンテナンス モードでないことを確認します。

  • vCenter Server インベントリの DRS クラスタにターゲット vCenter Server Appliance を展開する場合、クラスタにロックダウンまたはメンテナンス モードでない ESXi ホストが 1 台以上含まれていることを確認します。

  • アプライアンスの一時ネットワーク設定で固定 IP アドレスを割り当てる場合、IP アドレスに正引きおよび逆引きの DNS レコードが構成されていることを確認します。

  • 新しいアプライアンスの一時ネットワーク設定で DHCP IP アドレスを割り当てる場合、新しいアプライアンスを展開する ESXi ホストが既存の vCenter Server が実行されている ESXi ホストと同じネットワーク上にあることを確認します。

  • 新しいアプライアンスの一時ネットワーク設定で DHCP IPv4 アドレスを割り当てる場合、新しいアプライアンスを展開する ESXi ホストが MAC アドレスの変更を許可するポート グループに関連付けられた 1 つ以上のネットワークに接続されていることを確認します。MAC アドレスの変更を拒否する場合は、分散仮想スイッチのデフォルトのセキュリティ ポリシーの使用を検討してください。スイッチまたはポート グループへのセキュリティ ポリシーの設定の詳細については、「vSphere ネットワーク」を参照してください。

手順

  1. ソフトウェア インストーラのディレクトリで、vcsa-setup.html をダブルクリックします。
  2. ブラウザがクライアント統合プラグインを検出するまで 3 秒ほど待機し、プロンプトが表示されたらブラウザ上でプラグインを実行できるようにします。
  3. ホーム ページで、移行 をクリックします。
  4. [概要] ページを確認し、移行のプロセスについて理解したら 次へ をクリックします。
  5. 使用許諾契約書を読んで同意し、次へ をクリックします。
  6. vCenter Server Appliance をデプロイするターゲット サーバに接続します。

    オプション

    手順

    アプライアンスのデプロイ先 ESXi ホストに接続できます。

    1. ESXi ホストの完全修飾ドメイン名 (FQDN) のアドレスまたは IP アドレスを入力します。

    2. ESXi ホストの HTTPS ポートを入力します。

    3. ESXi ホストの管理者権限を持つユーザー(たとえば、root ユーザー)のユーザー名とパスワードを入力します。

    4. 次へ をクリックします。

    5. 証明書の警告にターゲット ESXi ホストにインストールされた SSL 証明書の SHA1 サムプリントが表示されたことを確認したら、はい をクリックして証明書のサムプリントを承認します。

    vCenter Server インスタンスに接続してインベントリを参照し、アプライアンスを展開する ESXi ホストまたは DRS クラスタを選択できます。DRS クラスタを選択する場合、クラスタが展開中に完全自動化 DRS に設定されていないことを確認します。

    1. vCenter Server インスタンスの FQDN アドレスまたは IP アドレスを入力します。

    2. vCenter Server インスタンスの HTTPS ポートを入力します。

    3. vCenter Server インスタンスの vCenter Single Sign-On 管理者権限を持つユーザー(たとえば、administrator@vsphere.local ユーザー)のユーザー名とパスワードを入力します。

    4. 次へ をクリックします。

    5. 証明書の警告にターゲット vCenter Server インスタンスにインストールされた SSL 証明書の SHA1 サムプリントが表示されたことを確認したら、はい をクリックして証明書のサムプリントを承認します。

    6. アプライアンスをデプロイする ESXi ホストまたは DRS クラスタが含まれるデータセンターまたはデータセンター フォルダを選択し、次へ をクリックします。

      注:

      ロックダウン モードまたはメンテナンス モードでない ESXi ホストが 1 台以上含まれるデータセンターまたはデータセンター フォルダを選択する必要があります。

    7. アプライアンスをデプロイする ESXi ホストまたは DRS クラスタを選択し、次へ をクリックします。

  7. (オプション) : 警告メッセージが表示される場合は、はい をクリックして受け入れます。
  8. [仮想マシンのセットアップ] ページで、新しい vCenter Server Appliance の名前を入力し、root ユーザーのパスワードを設定して、次へ をクリックします。

    パスワードの長さは 8 文字以上とし、1 つ以上の数字、大文字と小文字、1 つ以上の特殊文字(感嘆符 (!)、ハッシュ キー (#)、アット記号 (@)、丸括弧 (()) など)が含まれている必要があります。

    注:

    古いアプライアンスの root パスワードはアップグレードされた新しいアプライアンスに転送されません。

  9. (オプション) : SSH の有効化 チェック ボックスを選択して、vCenter Server Appliance への SSH 接続を有効にします。
  10. ソースへの接続についてのページで、ソース vCenter Server インスタンスの詳細を入力し、次へ をクリックします。
    1. IP アドレスまたは FQDN を入力します。
    2. vCenter Server インスタンスの管理者権限を持つユーザー(たとえば、administrator@vsphere.local ユーザー)のユーザー名とパスワードを入力します。
    3. 移行アシスタントの指示で受けた移行アシスタントのポートを入力します。
    4. (オプション) : このデータを移行する場合、パフォーマンスなどの履歴データ を選択します。

      デフォルトでは、コア インベントリと構成データのみが移行されます。vCenter Server のパフォーマンス データおよび統計、イベント、アラーム、タスクなどの履歴データをすべて移行するにはチェック ボックスを選択します。このデータを移行しない場合、全体のダウンタイムが短縮されます。

  11. (オプション) : 警告メッセージが表示される場合は、はい をクリックして受け入れます。
  12. ソース vCenter Server が Active Directory ドメインに属している場合、ターゲット vCenter Server Appliance をドメインに参加させるための認証情報を提供します。
  13. ウィザードの [アプライアンスのサイズの選択] ページで、vSphere インベントリ サイズに適した vCenter Server Appliance サイズを選択し、次へ をクリックします。

    オプション

    説明

    極小(最大でホスト 10 台、仮想マシン 100 台)

    CPU 2 個、8 GB のメモリ、120 GB のディスク容量を持つアプライアンスをデプロイします。

    小(最大でホスト 100 台、仮想マシン 1,000 台)

    CPU 4 個、16 GB のメモリ、150 GB のディスク容量を持つアプライアンスをデプロイします。

    中(最大でホスト 400 台、仮想マシン 4,000 台)

    CPU 8 個、24 GB のメモリ、300 GB のディスク容量を持つアプライアンスをデプロイします。

    大(最大でホスト 1,000 台、仮想マシン 10,000 台)

    CPU 16 個、32 GB のメモリ、450 GB のディスク容量を持つアプライアンスをデプロイします。

    極小 (最大でホスト 10 台、仮想マシン 100 台、大規模のストレージ)

    CPU 2 個、8 GB のメモリ、700 GB のディスク容量を持つアプライアンスをデプロイします。

    小 (最大でホスト 100 台、仮想マシン 1,000 台、大規模のストレージ)

    CPU 4 個、16 GB のメモリ、700 GB のディスク容量を持つアプライアンスをデプロイします。

    中 (最大でホスト 400 台、仮想マシン 4,000 台、大規模のストレージ)

    CPU 8 個、24 GB のメモリ、800 GB のディスク容量を持つアプライアンスをデプロイします。

    大(最大でホスト 1,000 台、仮想マシン 10,000 台)

    CPU 16 個、32 GB のメモリ、900 GB のディスク容量を持つアプライアンスをデプロイします。

  14. 利用可能なデータストアのリストから、仮想マシンのすべての構成ファイルと仮想ディスクが格納される場所を選択します。また必要に応じて、シン ディスク モードの有効化 を選択して、シン プロビジョニングを有効にします。
  15. 一時ネットワークの設定ページで、ネットワーク設定を行います。

    アプライアンスの IP アドレスまたは FQDN は、システム名として使用されます。FQDN を使用することが推奨されます。IP アドレスを使用する場合は、アプライアンスに固定 IP アドレスを割り当ててください。DHCP によって割り当てられる IP アドレスは、変更される可能性があるためです。

    オプション

    アクション

    ネットワークの選択

    新しいアプライアンスが一時的に接続するネットワークを選択します。

    一時ネットワークで、ソース vCenter Server とターゲット vCenter Server Appliance 間の接続が提供されていることを確認します。

    ドロップダウン メニューに表示されるネットワークは、ターゲット サーバのネットワーク設定によって異なります。アプライアンスを ESXi ホストに直接デプロイする場合は、短期のポートバインド以外の設定をしている分散仮想ポート グループはサポートされません。このため、このグループはドロップダウン メニューに表示されません。

    重要:

    DHCP 割り当てを使用して一時 IPv4 アドレスを割り当てる場合、MAC アドレスの変更を許可するポート グループに関連付けられたネットワークを選択する必要があります。

    ネットワーク タイプ

    アプライアンスの IP アドレスの割り当て方法を選択します。

    • スタティック

      IP アドレスとネットワーク設定の入力を求められます。

    • DHCP

      DHCP サーバを使用して IP アドレスが割り当てられます。環境内で DHCP サーバを使用できる場合にのみ、このオプションを選択します。

    システム名として IP アドレスを使用する場合は、デプロイ後に IP アドレスを変更して DNS の設定を更新することはできません。

  16. [VMware カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP)] ページを参照し、プログラムへの参加を希望するかどうかを選択します。

    CEIP の詳細については、『vCenter Server およびホスト管理』の「カスタマ エクスペリエンス改善プログラムの設定」セクションを参照してください。

  17. [設定の確認] ページで、vCenter Server Appliance 移行の設定を確認し、終了 をクリックしてプロセスを完了します。

タスクの結果

ソースの vCenter Server が Windows からアプライアンスに移行されます。ソースの vCenter Server はパワーオフされ、新しいアプライアンスが起動します。

次のタスク

アプライアンスへの移行が正常に完了したことを確認します。確認の手順については、vCenter Server Appliance の正常な移行の確認を参照してください。