Network I/O Control では、いくつかの構成パラメータを使用して、vSphere システムの基本機能からのトラフィックにバンド幅を割り当てます。

表 1. システム トラフィックの割り当てパラメータ

バンド幅割り当てのパラメータ

説明

シェア

シェアは、同じ物理アダプタ上で有効な他のシステム トラフィック タイプを基に、システム トラフィック タイプの相対的な優先度を 1 から 100 で示します。

システム トラフィック タイプで利用できるバンド幅の大きさは、その相対的なシェアと、他のシステム機能が送信しているデータ量によって決まります。

たとえば、FT トラフィックと iSCSI トラフィックにシェア値 100 を割り当て、一方、他のネットワーク リソース プールにそれぞれシェア値 50 を割り当てます。物理アダプタは、vSphere Fault Tolerance、iSCSI、および管理のトラフィックを送信するように構成されています。ある特定の時点では、vSphere Fault Tolerance と iSCSI が物理アダプタ上のアクティブなトラフィック タイプであり、すべての容量を使用します。各トラフィックは、使用可能な帯域幅の 50% を使用します。別の時点では、3 つのすべてのトラフィック タイプによってアダプタが飽和します。この場合は、vSphere FT トラフィックと iSCSI トラフィックそれぞれがアダプタ容量の 40% を使用し、vMotion が 20% を使用します。

予約

単一の物理アダプタ上で確保する必要のある最小バンド幅 (Mbps)。すべてのシステム トラフィック タイプで予約される合計バンド幅は、最低キャパシティを備えた物理ネットワーク アダプタが提供できるバンド幅の 75 パーセントを超過することはできません。

未使用の予約バンド幅は、システム トラフィックの他のタイプで利用できるようになります。ただし、Network I/O Control では、システム トラフィックが使用しないキャパシティを仮想マシンの配置に再配分しません。たとえば、iSCSI に 2 Gbps の予約を構成するとします。iSCSI は単一パスを使用するため、Distributed Switch が物理アダプタにこの予約を割り当てない可能性があります。未使用のバンド幅が仮想マシン システム トラフィックに割り当てられないため、Network I/O Control は、システム トラフィックのバンド幅の潜在的な要求(たとえば、バンド幅を新しい VMkernel アダプタに提供しなければならない新しい iSCSI パスが存在する場合など)に問題なく対応することができます。

制限

単一物理アダプタでシステム トラフィック タイプが使用できる最大バンド幅 (Mbps)。