使用領域と I/O 待ち時間のしきい値を指定することで、ストレージ DRS の積極性が決まります。

ストレージ DRS は、データストア クラスタ内のデータストアのリソース使用情報を収集します。vCenter Server では、データストア上の仮想ディスクの配置用の推奨を生成するため、この情報が使用されます。

データストア クラスタに低い積極性レベルを設定した場合、ストレージ DRS では、明らかに必要な場合にのみ、Storage vMotion の移行が推奨されます。たとえば、I/O ロード、領域使用率、またはそれらのバランスの不均衡が高い場合です。データストア クラスタに高い積極性レベルを設定した場合、ストレージ DRS では、データストア クラスタが領域または I/O ロードのバランス調整によって利益を受けるときはいつでも、移行が推奨されます。

vSphere Web Client では、ストレージ DRS に対する積極性レベルの設定に、次のしきい値を使用できます。

領域使用率

vSphere Web Client に設定したしきい値をデータストアの領域使用率の割合が上回ったときに、ストレージ DRS で推奨が生成される、または移行が実行されます。

I/O 待ち時間

データストアについて 1 日に測定された I/O 待ち時間の 90 パーセンタイルの値が、しきい値を上回ったときに、ストレージ DRS で推奨が生成される、または移行が実行されます。

また、詳細オプションを設定し、ストレージ DRS の積極性レベルをさらに構成することもできます。

領域使用率差

このしきい値は、ソースとターゲットで使用されている領域の差が最低限になるようにします。たとえば、データストア A で使用された領域が 82% で、データストア B が 79% の場合、差は 3 になります。しきい値が 5 の場合、ストレージ DRS はデータストア A からデータストア B への移行推奨を行いません。

I/O ロード バランシングの起動間隔

この時間の経過後、ストレージ DRS で I/O ロードの調整が実行されます。

I/O 不均衡のしきい値

この値を下げると、I/O ロード バランシングの積極性が低下します。ストレージ DRS は、0 と 1 の間の I/O 公平性のメトリックを算出します。1 は、最も公平な分散を表します。I/O ロード バランシングは、算出されたメトリックが 1 より小さい場合 (I/O 不均衡のしきい値 / 100) のみ実行されます。