vSphere Web Client で iSCSI ストレージ デバイスが正しく表示されない場合、トラブルシューティング タスクを行います。

表 1. iSCSI LUN 表示のトラブルシューティング

トラブルシューティング処理

説明

ケーブル接続の確認

ポートが表示されない場合、ケーブルの接続またはルーティングに問題がある可能性があります。まずケーブルを確認してください。ケーブルがポートに接続されているかどうか、およびリンク ライトが点灯していて接続は良好であるかどうかを確認します。ケーブルの両端でリンク ライトが点灯しない場合、ケーブルを交換します。

ルーティング設定の確認

利用しているイーサネットの構成上にある各サブネット間の接続を制御します。使用している ESXi システムと iSCSI ストレージが同じサブネット上にない場合、サブネット間のルーティングが適切に行われているか確認します。また、ESXi ホストの iSCSI ストレージと iSCSI イニシエータ上で、サブネット マスクとゲートウェイ アドレスが正しく設定されていることも確認します。

アクセス コントロール構成の確認

表示されるはずの LUN が再スキャン後に表示されない場合、ストレージ システム側のアクセス コントロールが正しく設定されていない可能性があります。

  • CHAP が設定されている場合は、ESXi ホストで CHAP が有効になっており、ストレージ システムの設定と一致していることを確認します。

  • IP ベースのフィルタを利用している場合、iSCSI HBA または VMkernel ポートグループの IP アドレスが許可されていることを確認します。

  • イニシエータ名ベースのフィルタを利用している場合、その名前が適切な iSCSI 名で、ストレージ システム設定と一致していることを確認します。

  • SAN から起動する場合、各ホストが必要な LUN だけを参照するようにします。ホストが、自分が所有していない起動 LUN を参照できないようにする必要があります。ストレージ システム ソフトウェアを使用して、ホストが参照する必要がある LUN だけを参照できるようにします。

  • Disk.MaxLUN を設定し、必要な LUN を参照できるようにします。詳細については、『vSphere ストレージ』ドキュメントを参照してください。

ストレージ プロセッサ設定の確認

ストレージ システムに複数のストレージ プロセッサがある場合、アクセスする LUN を所有している SP に SAN スイッチが接続されていることを確認します。ストレージ システムによっては、1 つの SP だけがアクティブで、ほかの SP は障害が発生するまでパッシブである場合があります。間違った SP (パッシブ パスの SP) に接続していると、予測される LUN を参照できなかったり、LUN を参照できてもアクセスしようとするとエラーが発生することがあります。

ソフトウェア iSCSI および依存型ハードウェア iSCSI の場合、ネットワーク構成を確認します。

ESXi のソフトウェア iSCSI および依存型ハードウェア アダプタを使用するには、VMkernel ネットワーク ポートが iSCSI ストレージへアクセスできる必要があります。アダプタは、ESXi システムと iSCSI ストレージとのデータ転送に VMkernel を使用します。

iSCSI イニシエータの再スキャン

次のいずれかのタスクを実行するたびに再スキャンします。

  • SAN に新しい LUN を作成した場合。

  • LUN マスキングを変更した場合。

  • ケーブルを接続しなおした場合。

  • クラスタのホストを変更した場合。

  • CHAP 設定を変更した場合、または新しい検出アドレスを追加した場合。

詳細については、『vSphere ストレージ』ドキュメントを参照してください。