vSphere HA クラスタで仮想マシンのパワーオンを試行しているときに、not enough failover resources という障害が発生する場合があります。

問題

[クラスタで許容するホスト障害] アドミッション コントロール ポリシーを選択し、特定の問題が発生した場合、不十分なリソースにより仮想マシンをパワーオンできない可能性があります。

この問題には複数の原因が絡んでいる場合があります。

  • クラスタでホストが切断されている、メンテナンス モードになっている、応答しない、vSphere HA エラーがある。

    切断され、メンテナンス モードになっているホストは、通常、ユーザーのアクションによって生じます。応答しない、またはエラーがあるホストは、通常、より深刻な問題、たとえば、ホストやエージェントに障害が発生した、またはネットワークの問題が存在することによって生じます。

  • ほかの仮想マシンよりも著しく大きいメモリまたは CPU の予約がある仮想マシンがクラスタに含まれている。

    [クラスタで許容するホスト障害] アドミッション コントロール ポリシーは、2 つのコンポーネントを構成するスロット サイズの計算、および仮想マシンの CPU およびメモリの予約に基づいています。このスロットサイズの計算が、異常な仮想マシンによって歪曲された場合、アドミッション コントロール ポリシーは制約が多くなりすぎ、仮想マシンをパワーオンできなくなります。

  • クラスタ内のロットに空きがない。

    クラスタ内のスロットに空きがない場合、または仮想マシンのパワーオンにより既存の仮想マシンよりも大きい予約が生じてスロット サイズが増加している場合、問題が発生します。いずれの場合も、vSphere HA の詳細オプションを使用してスロット サイズを小さくするか、または別のアドミッション コントロール ポリシーを使用するか、耐えるホストの障害が少なくなるようにポリシーを変更します。

タスクの結果

vSphere Web Client のクラスタの 監視 タブにある vSphere HA セクションに表示される 詳細ランタイム情報 ペインを表示します。この情報ペインには、スロット サイズおよびクラスタ内で使用できるスロットの数が表示されます。スロット サイズが大きすぎる場合は、クラスタの リソース割り当て タブをクリックして、仮想マシンを予約でソートし、どの仮想マシンに最も大きな CPU およびメモリの予約があるかを判断します。ほかの仮想マシンよりも著しく大きい予約がある異常な仮想マシンがある場合は、異なる vSphere HA アドミッション コントロール ポリシー ([予約されたクラスタ リソースの割合] アドミッション コントロール ポリシーなど) の使用を検討するか、vSphere HA の詳細オプションを使用してスロット サイズに絶対的な上限を設定します。ただし、これらの両方のオプションにより、リソースの断片化のリスクが高まります。