ハードウェア バージョン 10 以前の仮想マシンを vSphere Virtual Volumes データストアとの間で移行しようとする場合、仮想マシンにメモリ スナップショットがあると、エラーが発生します。

問題

メモリ スナップショットのあるバージョン 10 以前の仮想マシンを移行すると、次の問題が発生します。

  • メモリ スナップショットのあるバージョン 10 以前の仮想マシンを仮想データストアに移行することはできないため、エラーが発生します。

  • メモリ スナップショットのあるバージョン 10 以前の仮想マシンを仮想データストアから非仮想データストア(VMFS など)に移行することはできます。後で追加のスナップショットを作成して、この仮想マシンを vSphere Virtual Volumes ストレージに再度移行しようとすると失敗します。

vSphere Virtual Volumes ストレージの場合、仮想マシンに特定のハードウェア バージョンを使用する必要はありません。通常、任意のハードウェア バージョンの仮想マシンを vSphere Virtual Volumes ストレージに移動できます。ただし、メモリ スナップショットのある仮想マシンの場合、この仮想マシンを仮想データストアと非仮想データストアの間で移行するには、ハードウェア バージョン 11 の仮想マシンを使用してください。

ハードウェア バージョン 11 以降の非 VVol 仮想マシンでは、個別のファイルを使用してメモリ スナップショットが保存されます。この用法は vSphere Virtual Volumes ストレージの仮想マシンと同じです。vSphere Virtual Volumes ストレージの仮想マシンのメモリ スナップショットは、.vmsn ファイルの一部として仮想マシンのホーム ディレクトリに保存されるのではなく、個別の VVol として作成されます。これに対して、ハードウェア バージョン 10 の非 VVol の仮想マシンの場合、メモリ スナップショットは引き続き .vmsn ファイルの一部として仮想マシンのホーム ディレクトリに保存されます。そのため、これらの仮想マシンを仮想データストアと非仮想データストアの間で移行しようとすると、問題やエラーが発生します。

タスクの結果

メモリ スナップショットのある仮想マシンを仮想データストアと非仮想データストアの間で移行するときに問題が発生しないようにするには、ハードウェア バージョン 11 を使用します。メモリ スナップショットのあるバージョン 10 以前の仮想マシンを移行する場合、次のガイドラインに従います。

  • メモリ スナップショットのあるバージョン 10 以前の仮想マシンを仮想データストアに移行することはできません。唯一の回避策はすべてのスナップショットを削除することです。ハードウェア バージョンをアップグレードしても、この問題は解決できません。

  • メモリ スナップショットのあるバージョン 10 以前の仮想マシンを仮想データストアから非仮想データストア(VMFS など)に移行することはできます。ただし、仮想マシンの状態が不整合になる可能性があります。仮想データストアで作成されたスナップショットは、vmem オブジェクトを使用します。VMFS に移行後に作成されるメモリ スナップショットは .vmsn ファイルに保存されます。後でこの仮想マシンを vSphere Virtual Volumes ストレージに再度移行しようとすると失敗します。前のケースと同様に、すべてのスナップショットを削除すれば、この問題を回避できます。