組織的なアップグレードを使用して、vSphere インベントリ内の仮想マシンの VMware Tools および仮想ハードウェアを一度にアップグレードできます。組織的なアップグレードは、フォルダ レベルまたはデータ センター レベルで実行できます。

Update Manager では、ベースライン グループが提供されることによって、仮想マシンのアップグレード プロセスが便利になります。「ホストと整合するように VMware Tools をアップグレード」 ベースラインおよび 「ホストと整合するように仮想マシン ハードウェアをアップグレード」 ベースラインを含むベースライン グループを基準にして仮想マシンを修正する場合、Update Manager はアップグレード操作を正しい順序で行います。その結果、アップグレードの終了時に、ゲスト OS は整合性のある状態になります。

このワークフローでは、vSphere インベントリ内の仮想マシンの組織的なアップグレードを実行する手順の概要について説明します。

  1. 仮想マシン ベースライン グループを作成します。

    仮想マシンをアップグレードするには、「ホストと整合するように VMware Tools をアップグレード」 ベースラインおよび 「ホストと整合するように仮想マシン ハードウェアをアップグレード」 ベースラインを含む仮想マシン ベースライン グループを作成する必要があります。Update Manager の管理ビューの ベースラインおよびグループ タブから、ベースライン グループを作成できます。ベースライン グループの作成の情報および詳細な手順については、仮想マシンおよび仮想アプライアンス ベースライン グループの作成 を参照してください。

  2. アップグレードする仮想マシンが含まれるオブジェクトにベースライン グループを添付します。

    仮想マシンをスキャンおよび修正するには、アップグレードする仮想マシンが含まれるコンテナ オブジェクトにベースライン グループを添付します。コンテナ オブジェクトは、フォルダまたはデータ センターです。ベースラインおよびベースライン グループのオブジェクトへの添付の詳細な手順については、#GUID-5EA28531-0813-4B04-99A7-F8D88756F3CC を参照してください。

  3. コンテナ オブジェクトをスキャンします。

    コンテナ内の仮想マシンのコンプライアンス状態を表示するには、スキャンを実行する必要があります。選択したオブジェクトは、手動ですぐにスキャンを開始できます。仮想マシンを手動でスキャンする方法の詳細な手順については、#GUID-34AD4330-F20F-413A-8905-E2FDD51974BC を参照してください。

    また、スキャン タスクをスケジュール設定することによって、都合のよい時間にコンテナ オブジェクトの仮想マシンをスキャンできます。スキャンのスケジュール設定に関する情報および詳細な手順については、スキャンのスケジュール設定 を参照してください。

  4. Update Manager Client のコンプライアンス ビューに表示されるスキャン結果を確認します。

    スキャン結果の表示に関する詳細な手順、およびコンプライアンス状態に関する情報については、vSphere オブジェクトのスキャン結果とコンプライアンス状態の参照 を参照してください。

  5. コンテナ オブジェクトの非準拠の仮想マシンを修正し、添付されたベースライン グループと準拠するようにします。

    仮想マシンが非準拠の場合は、コンテナ オブジェクトを修正し、添付されたベースライン グループのベースラインに仮想マシンが準拠するようにできます。修正を手動で開始するか、修正タスクをスケジュール設定することができます。仮想マシンの修正の情報および詳細な手順については、仮想マシンおよび仮想アプライアンスの修正 を参照してください。

    VMware Tools のアップグレード中は、仮想マシンをパワーオンしておく必要があります。修正前に仮想マシンがパワーオフ状態またはサスペンド状態の場合は、Update Manager がマシンをパワーオンします。アップグレードが完了したあと、Update Manager はマシンを再起動し、仮想マシンを元の電源状態にリストアします。

    仮想マシン ハードウェアのアップグレード中は、仮想マシンをシャットダウンしておく必要があります。修正が完了したあと、Update Manager は仮想マシンを元の電源状態にリストアします。仮想マシンがパワーオン状態の場合、Update Manager がマシンをパワーオフして仮想ハードウェアのアップグレードを行い、仮想マシンをパワーオンします。

コンテナ オブジェクト内の仮想マシンが、添付されているベースライン グループに準拠するようになります。