vCenter Server Appliance は事前構成された Linux 仮想マシンで、Linux 上での vCenter Server と関連サービスの実行用に最適化されています。

vCenter Server Appliance インストーラのダウンロード、VMware クライアント統合プラグインのインストール、vCenter Server Appliance のデプロイなどを行うことができます。アプライアンスのデプロイ中に、外部 Platform Services Controller を備えた vCenter Server Appliance をデプロイするか、Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server Appliance をデプロイするかを選択できます。vCenter Server Appliance を、別の vCenter Server Appliance または Windows 上の vCenter Server と同じ vCenter Single Sign-On ドメインに参加させることもできます。『vSphere のインストールとセットアップ』を参照してください。

vCenter Server Appliance は、ESXi 5.0 以降でサポートされています。アプライアンスのパッケージには、次のソフトウェアが含まれています。

  • SUSE Linux Enterprise Server 11 Update 3 for VMware (64 ビット版)。

  • PostgreSQL データベース。

  • vCenter Server 6.0 および vCenter Server 6.0 コンポーネント。

  • vCenter Server の実行に必要なサービス(vCenter Single Sign-On、ライセンス サービス、VMware Certificate Authority など)がすべて含まれる Platform Services Controller

    Platform Services Controller の詳細については、『vSphere のインストールとセットアップ』を参照してください。

vCenter Server Appliance のカスタマイズはサポートされません(メモリ、CPU、ディスク容量の増設を除く)。

vCenter Server Appliance には、以下のデフォルトのユーザー名があります。

  • 仮想アプライアンスのデプロイ時に設定したパスワードを持つ root ユーザー。root ユーザーは、vCenter Server Appliance 管理インターフェイスとアプライアンスの Linux オペレーティング システムへのログインに使用します。

    重要:

    vCenter Server Appliance の root アカウントのパスワードは、デフォルトでは 365 日後に期限が切れます。root パスワードの変更方法とパスワードの有効期限設定の指定方法については、root ユーザーのパスワードおよびパスワード有効期限の設定の変更を参照してください。

  • administrator@your_domain_name。これは、アプライアンスのデプロイ時に設定したパスワードとドメイン名を持つ vCenter Single Sign-On ユーザーです。

    vSphere 5.5 では、このユーザーは administrator@vsphere.local です。vSphere 6.0 では、vCenter Server をインストールするときまたは、新しい Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server Appliance をデプロイするときに、vSphere ドメインを変更できます。Microsoft Active Directory や OpenLDAP のドメイン名と同じドメイン名を使用しないでください。

    最初は、ユーザー administrator@your_domain_name のみが、vCenter Server Appliance 内の vCenter Server システムにログインできる権限を持っています。デフォルトでは、administrator@your_domain_name ユーザーは SystemConfiguration.Administrators グループのメンバーであり、追加ユーザーとグループが定義されているアイデンティティ ソースを vCenter Single Sign-On に追加したり、ユーザーおよびグループに権限を付与したりできます。詳細については、『vSphere セキュリティ』を参照してください。

vCenter Server Appliance のアクセスと vCenter Server Appliance 設定の編集は、次の 4 つの方法で行うことができます。

  • vCenter Server Appliance 管理インターフェイスを使用する。

    vCenter Server Appliance のシステム設定(アクセス、ネットワーク、時刻同期、root パスワード設定など)を編集できます。これは、アプライアンスを編集するための推奨される方法です。

  • vSphere Web Client を使用する。

    vCenter Server Appliance のシステム設定に移動し、このアプライアンスを Active Directory ドメインに参加させたり、vCenter Server Appliance で実行されているサービスを管理したり、アクセス、ネットワーク、ファイアウォール設定などのさまざまな設定を変更したりできます。

  • アプライアンス シェルを使用する。

    TTY1 を使用してコンソールにログインしたり、SSH を使用して vCenter Server Appliance で構成、監視、トラブルシューティングのコマンドを実行したりできます。

  • ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスを使用する。

    TTY2 を使用して vCenter Server Appliance のダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスにログインし、root ユーザーのパスワードの変更、ネットワーク設定、Bash シェルまたは SSH へのアクセスを有効にすることができます。