クラスタで Virtual SAN を有効にした場合、ディスク要求モードを選択して、デバイスをグループに編成します。

自動モード

自動モードでは、ローカル デバイス、空のデバイス、使用可能なデバイスがすべて Virtual SAN でホストごとに自動的に検出および要求され、それらのデバイスがクラスタ内のホストごとに、1 つのキャッシュと 1 つ以上のキャパシティ デバイスを持つデフォルトのディスク グループに編成されます。 ホストにさらにキャパシティ デバイスを追加したり、キャパシティ デバイスを持つ新しいホストを Virtual SAN クラスタに追加したりすると、ホストのローカル ストレージが Virtual SAN によって自動的に要求され、Virtual SAN データストアの合計容量が増加します。 自動モードの Virtual SAN はクラスタの Virtual SAN ホストのローカル デバイスのみを要求します。 オールフラッシュ クラスタでは、フラッシュ デバイスを容量で使用するように手動でマークする必要があります。 HDD ディスクのない環境では、容量フラッシュとしてマークされたフラッシュ ディスクがないと、自動モードの Virtual SAN でディスクの要求やディスク グループの作成が行われません。 ESXCLI でフラッシュ デバイスをキャパシティ デバイスとしてマークまたはRVC を使用してフラッシュ デバイスをキャパシティ デバイスとしてマークを参照してください。

注:

ホストで SAS コントローラを使用していると、特定のデバイスが Virtual SAN でリモート デバイスとして識別され、デバイスをローカル デバイスとして自動的に要求できず、リモート デバイスとして表示されることがあります。 このようなデバイスについては、自動的にディスクを要求するようにクラスタが構成されていても、ディスク グループを手動で作成します。 また、リモートのどの非共有デバイスでも手動で追加できます。

Virtual SAN で自動的にデバイスが要求されると、Virtual SAN 共有データストアが作成されます。 データストアの合計サイズには、メタデータのオーバーヘッド用に使用される容量を除き、クラスタ内の全ホストのディスク グループに含まれるすべてのキャパシティ デバイスの容量が反映されます。 オンディスク フォーマット バージョン 1.0 では、キャパシティ デバイスあたり約 1 GB の追加のオーバーヘッドがかかります。オンディスク フォーマット バージョン 2.0 では、追加のオーバーヘッドがかかります(一般的にはデバイスあたり 1 ~ 2% の容量にすぎない)。オンディスク フォーマット バージョン 3.0 以降では、追加のオーバーヘッドがかかります(一般的にはデバイスあたり 1 ~ 2% の容量にすぎない)。 ソフトウェア チェックサムが有効になっているデデュープおよび圧縮では、デバイスあたり約 6.2% の容量の追加のオーバーヘッドがかかります。

手動モード

手動モードでは、Virtual SAN データストアで使用される各ホストおよび各デバイスを手動で指定する必要があります。 半自動または手動でデバイスをディスク グループに編成できます。

半自動の方法を使用すると、Virtual SAN により、指定したデバイスが要求され、デフォルトのディスク グループに編成されます。

手動の方法を使用する場合、ディスク グループを定義して、各ディスク グループに含めるデバイスを個別に選択します。 手動でディスク グループを作成する場合、フラッシュ キャッシュと使用容量の比率を考慮します。 比率はクラスタの要件およびワークロードによって異なりますが、少なくとも 10% のフラッシュ キャッシュと使用容量の比率(ミラーなどのレプリカを含まない)の使用を考慮してください。

手動モードでは、初期状態で Virtual SAN クラスタに、使用済みバイト数がゼロの単一の Virtual SAN データストアが含まれています。

各ホストでディスク グループを作成し、少なくとも 1 つのキャッシュおよび 1 つ以上のキャパシティ デバイスを各ディスク グループに追加していくと、クラスタに追加された物理容量の量に応じて、データストアのサイズが増えていきます。 Virtual SAN では、クラスタに追加されたホストで使用できるローカルの空のキャパシティ デバイスを使用して、1 つの分散 Virtual SAN データストアが作成されます。

複数のフラッシュ キャッシュ デバイスがクラスタに必要な場合、ディスク グループごとに許可されるフラッシュ キャッシュ デバイスは最大 1 つであるため、複数のディスク グループを手動で作成する必要があります。

注:

手動モードで設定された Virtual SAN クラスタに新しい ESXi ホストを追加した場合、そのホストのローカル ストレージは Virtual SAN データストアに自動的に追加されません。 新しい ESXi ホストから新しいストレージを使用するには、ディスク グループを手動で作成し、デバイスをディスク グループに追加する必要があります。

手動モードでは、半自動および手動でデバイスを要求できます。 半自動の方法を使用する場合、Virtual SAN で使用されるデバイスを複数選択できます。また、Virtual SAN によってデフォルトのディスク グループが作成されます。手動の方法を使用する場合、選択したデバイスをディスク グループに編成できます。 キャッシュ デバイスを選択してから、1 つ以上のキャパシティ デバイスを追加してディスク グループを形成します。