クラスタおよび ESXi ホストで Virtual SAN を有効にする前に、Virtual SAN 通信を行うために必要なネットワークを構築する必要があります。

Virtual SAN は、クラスタに参加する ESXi ホスト全体でデータを交換する、分散ストレージ ソリューションを提供します。 特定の構成項目を含む、Virtual SAN をインストールするためのネットワークを準備します。

ネットワーク設計ガイドラインの詳細については、Virtual SAN のネットワークの設計を参照してください。

同じサブネット内へのホストの配置

最適なネットワーク パフォーマンスを得るには、ホストを同じサブネットに接続する必要があります。 Virtual SAN 6.0 以降では、必要に応じてホストを同じレイヤー 3 ネットワークに接続することもできます。

物理スイッチでの IP マルチキャストの有効化

ホストが Virtual SAN メタデータを交換できるように、物理スイッチがマルチキャスト トラフィック用に構成されていることを確認します。 Virtual SAN ホストに接続されている物理スイッチ ポートを介してマルチキャスト メッセージのみを送信するため、物理スイッチに IGMP スヌーピング クエリアを構成します。

同じサブネット内に複数の Virtual SAN クラスタがある場合は、追加したクラスタのデフォルト マルチキャスト アドレスを変更します。

物理アダプタのネットワーク バンド幅の専用化

Virtual SAN に 1 Gbps 以上のバンド幅を割り当てます。 次のいずれかの構成オプションを使用できます。

  • 1-GbE 物理アダプタをハイブリッド ホスト構成専用にする。

  • オールフラッシュ構成で専用または共有 10-GbE 物理アダプタを使用する。

  • 可能であればハイブリッド構成で専用または共有 10-GbE 物理アダプタを使用する。

  • 他のシステム トラフィックを処理する 10-GbE 物理アダプタで Virtual SAN トラフィックを制御し、Distributed Switch の vSphere Network I/O Control を使用して Virtual SAN のバンド幅を予約する。

仮想スイッチでのポート グループの構成

Virtual SAN の仮想スイッチでポート グループを構成します。

  • Virtual SAN の物理アダプタをアクティブなアップリンクとしてポート グループに割り当てます。

    ネットワーク可用性に NIC チームを使用する場合、スイッチへの物理アダプタの接続に基づいてチーミング アルゴリズムを選択します。

  • 設計されている場合は、仮想スイッチでタギングを有効にして Virtual SAN トラフィックを VLAN に割り当てます。

Virtual SAN のホストでのファイアウォールの調査

Virtual SAN は、クラスタ内の各ホストの特定のポートでメッセージを送信します。 ホストのファイアウォールがこれらのポートでのトラフィックを許可していることを確認します。

表 1. Virtual SAN 内のホストのポート

Virtual SAN サービス

トラフィック方向

通信ノード

転送プロトコル

ポート

Virtual SAN ベンダー プロバイダ (vsanvp)

受信および発信

vCenter Server および ESXi

TCP

8080

Virtual SAN クラスタリング サービス

ESXi

UDP

12345、23451

Virtual SAN 転送

ESXi

TCP

2233

ユニキャスト エージェント

ESXi

UDP

12321