更新日:2015 年 10 月 14 日

VMware Virtual SAN 6.1 | 2015 年 9 月 10 日 | ISO ビルド 3029758

リリース ノートに追加または更新された内容をご確認ください。

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

Virtual SAN 6.1 には、次の新機能および機能強化が含まれています。

  • ストレッチ クラスタ:Virtual SAN 6.1 では、データをサイトの障害やネットワーク接続の切断から保護するために、地理的に離れた 2 つの場所に設置されたストレッチ クラスタをサポートしています。

  • VMware Virtual SAN Witness Appliance 6.1 は、仮想アプライアンスとしてパッケージ化された仮想監視ホストです。これは、Virtual SAN ストレッチ クラスタの監視ホストとして構成された ESXi ホストとして動作します。Virtual SAN Witness Appliance 6.1 OVA は、VMware Virtual SAN ダウンロード Web サイトからダウンロードできます。

  • 新しいオンディスク フォーマット。Virtual SAN 6.1 では、vSphere Web Client を介した新しいオンディスク仮想ファイル フォーマット 2.0 へのアップグレードがサポートされます。このログベースのファイル システムは、Virsto テクノロジーに基づいて Virtual SAN クラスタごとに拡張性の高いスナップショットとクローン管理をサポートします。

  • ハイブリッド構成とオールフラッシュ構成。Virtual SAN 6.1 は、ハイブリッドとオールフラッシュの両方のクラスタをサポートします。オールフラッシュ クラスタを構成するには、Virtual SAN の [ディスクの管理][管理] > [設定])にある [新規ディスク グループの作成] をクリックし、[キャパシティ タイプ] として [フラッシュ] を選択します。ディスク グループを要求するときは、キャパシティとキャッシュの両方にフラッシュ デバイスを選択します。

  • アップグレード プロセスの強化。Virtual SAN 5.5 および 6.0 から Virtual SAN 6.1 への直接のアップグレードがサポートされています。

  • Virtual SAN 6.1 には、クラスタの健全性の監視、および Virtual SAN クラスタの問題の診断と解決を可能にする、統合された健全性サービスが含まれます。Virtual SAN の健全性サービスには、ハードウェアの互換性、ネットワークの構成と運用、高度な構成オプション、ストレージ デバイスの健全性、および Virtual SAN オブジェクトの健全性に関するチェック機能が含まれます。健全性サービスが健全性の問題を検出すると、vCenter Server のイベントとアラームがトリガされます。Virtual SAN クラスタの健全性チェックを表示するには、[監視] > [Virtual SAN] > [健全性] をクリックします。

  • Virtual SAN はソリッド ステート ドライブ (SSD) および磁気ディスク ドライブの健全性を監視し、健全ではないデバイスをアンマウントしてプロアクティブに隔離します。また、Virtual SAN ディスクの段階的な障害を検出して、影響を受けるホストおよび Virtual SAN クラスタ全体で輻輳が増大する前にデバイスを隔離します。健全ではないデバイスが検出され、イベントが生成され、健全ではないデバイスが自動的にアンマウントされるたびに、各ホストからアラームが生成されます。

Virtual SAN の旧リリース

Virtual SAN 6.0 の機能と既知の問題は、リリース ノートに記載されています。Virtual SAN 6.0 のリリース ノートは次の場所にあります。

VMware Virtual SAN コミュニティ

Virtual SAN コミュニティ Web サイトを使用して、Virtual SAN の使用中に発生した問題に対してフィードバックを提供したり、サポートを依頼します。

このリリースのアップグレード

Virtual SAN のアップグレードの詳細については、VMware Virtual SAN 6.1 のドキュメントを参照してください。

:VMware Upgrade Manager (VUM) を使用して複数のホストを並行してアップグレードすると、ストレッチ クラスタ内のデータ ホストのいずれかと並行して、監視ホストがアップグレードされます。アップグレードの問題を回避するために、ストレッチ クラスタ内のデータ ホストと並行して監視ホストをアップグレードするように VUM を設定しないでください。すべてのデータ ホストが正常にアップグレードされてメンテナンス モードを終了してから、監視ホストをアップグレードします。

制限

オールフラッシュ構成では、Virtual SAN は各ディスク グループにつき最大で 600 GB までの書き込みバッファ キャッシュのサイズをサポートします。

Virtual SAN 6.1 リリースにおけるその他の構成制限の最大値については、『構成の上限』ドキュメントを参照してください。

既知の問題

  • 拡張クラスタに対して監視ホスト上のオールフラッシュ ディスク グループを構成しようとすると失敗する
    オールフラッシュ ディスク グループを持つ監視ホストを拡張クラスタに追加しようとすると、追加タスクは失敗してホストにディスク グループが追加されません。

    回避策:ストレッチ クラスタを構成したら、監視ホストに手動でディスク グループを追加します。

    1. Virtual SAN クラスタで[管理] > [設定] > [ディスクの管理] の順にクリックし、監視ホストを選択します。

    2. [新規ディスク グループの作成] アイコンをクリックし、キャパシティ タイプとして [フラッシュ] を選択します。

    3. [OK] をクリックします。
  • HA ハートビート データストアのあるクラスタ内でネットワークのパーティション分割が発生した場合に、他のデータ サイト上で仮想マシンが再起動されない
    Virtual SAN クラスタ内の優先サイトまたはセカンダリ サイトで他のサイトへのネットワーク接続が失われた場合、ネットワーク接続を失ったサイト上で実行中の仮想マシンが他のデータ サイト上で再起動されず、次の内容のエラーが表示される場合があります。「vSphere HA 仮想マシンの HA フェイルオーバーに失敗しました」

    これは、Virtual SAN クラスタにおいて想定されている動作です。

    回避策:クラスタで vSphere HA を構成中は、HA ハートビート データストアを選択しないでください。

  • マウントされていない Virtual SAN ディスクおよびディスク グループが、vSphere Web Client の [動作ステータス] フィールドでマウント済みとして表示される
    ディスクの待ち時間が継続的に長くなっている場合に、esxcli vsan storage disk group unmount コマンドまたは Virtual SAN のデバイス監視サービスを実行して Virtual SAN ディスクまたはディスク グループをマウント解除した後で、vSphere Web Client の [動作ステータス] フィールドが [マウント済み] として誤って表示されます。

    回避策:[動作ステータス] フィールドの代わりに、[健全性] フィールドを使用してディスク ステータスを確認します。

  • オンディスク フォーマットのアップグレードで、Virtual SAN 上にないディスクが表示される
    ディスク フォーマットをアップグレードする際に、Virtual SAN で、クラスタから削除されたディスクが誤って表示されることがあります。また、ユーザー インターフェイスに、バージョンのステータスが [混合] として表示される場合があります。この表示の問題は、通常、1 つまたは複数のディスクがクラスタから手動でマウント解除された場合に発生します。これは、アップグレード プロセスには影響しません。マウントされたディスクのみがチェックされます。マウント解除されたディスクは無視されます。
  • 回避策:なし

  • ホストを Virtual SAN クラスタに追加すると、インストーラ エラーがトリガされる
    HA および Virtual SAN 健全性サービスが有効なクラスタにESXi ホストを追加するときに、VIB インストールの競合状態が原因で次のエラーのいずれか、または両方が発生する場合があります。

    • タスク ビューの [vSphere HA の設定] タスクが、次のようなエラー メッセージと共に失敗することがあります:vCenter Server Agent Service をインストールできません。不明なインストーラ エラー

    • [エージェントの有効化] タスクが、次のようなエラー メッセージと共に失敗することがあります:操作を完了できません。詳細はイベント ログを確認してください。

    回避策:HA 設定エラーを解決するには、ホストを再起動して HA を再設定します。

    • [ホストおよびクラスタ] ビューに移動して、クラスタを選択します。[管理] > [vSphere HA] をクリックします。

    • [エージェントの有効化] タスクの失敗を解決するには、クラスタ ビューに移動し、Virtual SAN の健全性サービスを再度有効にします。[ホストおよびクラスタ] ビューに移動して、クラスタを選択します。[管理] > [Virtual SAN] > [健全性] の順にクリックし、[再試行] をクリックします。

  • フォールト ドメイン内の各ノードが数秒おきに次々に失敗する状況で、大規模なストレッチ クラスタ(15:15:1 など)でのサイト障害のロールバックの間に、仮想マシンがアクセス不能または親なしの状態になることがある
    この問題を回避するには、大規模なクラスタを操作する際のベスト プラクティスを実行します。

    • メンテナンスのために優先サイトを停止する前に、セカンダリ サイトを優先サイトとして構成し、変更が有効になるまで約 1 分間待ちます。

    • 優先サイトのすべてのノードを同時にパワーオフする前に、セカンダリ サイトを優先サイトとして構成し、変更が有効になるまで約 1 分間待ちます。

    • 各ホストをパワーオフした後に、次のホストをパワーオフするまで 1 ~ 2 分待ちます。

    回避策:元のホストをオンラインに戻します。元のホストをオンラインにできない場合は、リカバリ ツールを使用します。ただし、問題が発生した時点に実行中だった最後のトランザクションの一部のデータが消失する可能性があることに注意してください。

  • 256 文字を超える Virtual SAN フォールト ドメイン名を入力できない
    256 バイトを超えるフォールト ドメイン名を vSphere Web Client で割り当てようとすると、システムに次の内容のエラーが表示されます。「指定されたパラメータが正しくありません: faultDomainInfo.name」マルチバイトの Unicode 文字を使用する場合は、256 文字より短くても制限値の 256 バイトに達する可能性があることに注意してください。

    回避策:なし。

  • 監視に使用する Virtual SAN クラスタ内にホストを配置し、そのホストをクラスタの外に移動すると、健全性チェックの VIB がそのホストから削除される
    ESXi ホストを Virtual SAN クラスタから移動した場合、その健全性チェック VIB が削除されます。このため、そのホストがクラスタの監視用だった場合、監視のインストール ステータスは赤になります。

    回避策:ホストに健全性チェック VIB を手動でインストールします。『VMware Virtual SAN の管理』を参照してください。

  • Virtual SAN 6.1 にアップグレードすると、次のエラー メッセージが表示される:エージェント オフライン バンドルにアクセスできません
    このエラーは、健全性チェックが有効な状態の Virtual SAN 6.0 を Virtual SAN 6.1 にアップグレードする際に発生することがあります。アップグレード プロセス中に健全性チェックの VIB が置き換えられ、そのサービスが一時的に停止されます。健全性チェックでエラー メッセージが生成される場合もあります。

    回避策:[ホストおよびクラスタ] ビューに移動し、[管理] > [設定] > [Virtual SAN] > [健全性] の順にクリックし、[再試行] をクリックします。

  • すべての Virtual SAN クラスタで、同じ外部プロキシ設定が共有される
    プロキシをクラスタ レベルで設定していても、すべての Virtual SAN クラスタで同じ外部プロキシ設定が共有されます。Virtual SAN では、クラスタがインターネットに直接アクセスしない場合は、外部プロキシを使用して Support Assistant、カスタマ エクスペリエンス改善プログラム、および HCL データベースに接続します。

    回避策:なし

  • vCenter Server HTTP ポートおよび証明書の設定を変更すると、Virtual SAN の健全性チェックが正常に動作しないことがある
    Virtual SAN 健全性サービスは、デフォルトの HTTPS ポート 443、および証明書ファイル(/etc/vmware-vpx/ssl/rui.crt/etc/vmware-vpx/ssl/rui.key)の非 root の読み取り権限を使用します。デフォルト ポートを変更するか、または非 root の読み取り権限を許可しないように証明書を変更すると、Virtual SAN 健全性サービスは変更を認識できないために健全性チェックが正常に動作しなくなります。

    回避策:ポートの設定および証明書の権限をデフォルト値に変更します。

  • Virtual SAN 健全性チェックのマルチキャスト パフォーマンス テストが Virtual SAN ネットワークで実行されない
    ESXi ホストのルーティング構成によっては、ネットワークのマルチキャスト パフォーマンス テストが Virtual SAN ネットワーク上で実行されません。

    回避策:Virtual SAN ネットワークを ESXi ホストの唯一のネットワーク設定として使用し、この構成に基づいて、ネットワークのマルチキャスト パフォーマンス テストを実施します。

    ESXi ホストに複数のネットワーク設定がある場合は、この例に記載された手順に従うこともできます。Virtual SAN は 192.168.0.0 ネットワーク上で実行されると仮定します。

    1. 各ホスト上で、このネットワークへのマルチキャスト グループ アドレスをバインドします。

      $ esxcli network ip route ipv4 add -n 224.2.3.4/32 -g 192.168.0.0?

    2. ルーティング テーブルをチェックします。

      $ esxcli network ip route ipv4 list
      default      0.0.0.0          10.160.63.253  vmk0       DHCP
      10.160.32.0  255.255.224.0    0.0.0.0        vmk0       MANUAL
      192.168.0.0  255.255.255.0    0.0.0.0        vmk3       MANUAL
      224.2.3.4    255.255.255.255  192.168.0.0    vmk3       MANUAL

    3. 事前のマルチキャスト ネットワーク パフォーマンス テストを実行し、結果を確認します。

    4. テストの完了後、ルーティング テーブルを戻します。

      $ esxcli network ip route ipv4 remove -n 224.2.3.4/32 -g 192.168.0.0

  • 優先サイトが分離されると拡張クラスタ内の仮想マシンがアクセス不能になり、その後監視ホストへの接続のみが回復される
    優先サイトがオフラインになるか、セカンダリ サイトと監視ホストの両方へのネットワーク接続を失うと、セカンダリ サイトは監視ホストとクラスタを形成してストレージ操作を続行します。優先サイトのデータは、時間の経過と共に古くなる可能性があります(最新ではなくなる)。その後優先サイトが監視ホストに再接続されてセカンダリ サイトには接続されない場合、監視ホストは参加していたクラスタを離れて、優先サイトと一緒にクラスタを形成します。このとき、一部の仮想マシンが、このクラスタ内の最新データにアクセスできないために、アクセス不能にあることがあります。

    回避策:優先サイトをクラスタに再接続する前に、セカンダリ サイトを優先サイトとしてマークします。サイトが再同期された後、使用するサイトを優先サイトとしてマークできます。

  • Virtual SAN 監視ホストの OVA で Distributed Switch 構成がサポートされない
    VMware Virtual SAN 監視ホストの OVA パッケージは、Distributed Switch (DVS) のネットワーク構成をサポートしていません。

    回避策:レガシーの仮想スイッチを使用します。

  • New:HTTPS ポートおよび証明書の設定がデフォルト値から変更されると、Virtual SAN の健全性サービスが正常に動作しない
    Virtual SAN 健全性サービスでサポートされるのは、デフォルトの HTTPS ポート 443 と /etc/vmware-vpx/ssl/rui.crt および /etc/vmware-vpx/ssl/rui.key にあるデフォルトの証明書のみです。デフォルトのポートや証明書を変更すると、Virtual SAN 健全性サービスは正常に動作できなくなります。ステータス コード 400(不正な要求)が返されたり、要求が拒否されたりする可能性があります。

    回避策:Virtual SAN 健全性サービスが、デフォルトの HTTPS ポートおよび証明書を使用していることを確認します。

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