外部のデプロイで Platform Services Controller の高可用性を確保するには、vCenter Single Sign-On ドメインに、2 つ以上の参加済み Platform Services Controller インスタンスをインストールするかデプロイする必要があります。サードパーティのロード バランサを使用する場合は、ダウンタイムのなしの自動フェイルオーバーを確実に実行することができます。
ロード バランサを使用する Platform Services Controller
サイトごとにサードパーティのロード バランサを使用して、そのサイトに対して自動フェイルオーバーに対応する Platform Services Controller 高可用性を構成することができます。ロード バランサの背後の Platform Services Controller インスタンスの最大数については、『構成の上限』ドキュメントを参照してください。
vCenter Server インスタンスはロード バランサに接続されます。Platform Services Controller インスタンスが応答を停止した場合、ロード バランサはその他の機能する Platform Services Controller インスタンス間で負荷を自動的に分散し、ダウンタイムを発生させません。
vCenter Single Sign-On サイト間でロード バランサを使用する Platform Services Controller
vCenter Single Sign-on ドメインが複数のサイトにまたがる場合があります。自動フェイルオーバーに対応する Platform Services Controller 高可用性をドメイン全体で確保するには、各サイトに個別のロード バランサを構成する必要があります。
ロード バランサを使用しない Platform Services Controller
ロード バランサがない同一のサイトに複数の Platform Services Controller インスタンスを参加させる場合、そのサイトに対して、手動フェイルオーバーに対応する Platform Services Controller 高可用性を構成します。
Platform Services Controller インスタンスが応答を停止した場合は、サイトに登録した vCenter Server インスタンスを手動でフェイルオーバーする必要があります。インスタンスをフェイルオーバーするには、そのインスタンスを同じサイト内で機能する他の Platform Services Controller インスタンスにポイントし直します。vCenter Server インスタンスを別の外部の Platform Services Controller にポイントし直す方法については、『vSphere のインストールとセットアップ』を参照してください。
vCenter Single Sign-On サイト間でロード バランサを使用しない Platform Services Controller
vCenter Single Sign-on ドメインが複数のサイトにまたがる場合があります。ロード バランサが使用できない場合は、同じサイト内で障害が発生した Platform Services Controller から機能するものに vCenter Server を手動でポイントし直すことができます。vCenter Server インスタンスを別の外部の Platform Services Controller にポイントし直す方法については、『vSphere のインストールとセットアップ』を参照してください。