vCenter HA クラスタの構成後、管理タスクを実行できます。たとえば、証明書や SSH キーの変更、SNMP のセットアップを実行できます。クラスタ構成を編集して、vCenter HA を無効または有効にするほか、メンテナンス モードへの切り替え、クラスタ構成の削除などの操作を行うこともできます。
SNMP トラップの設定 Simple Network Management Protocol (SNMP) トラップを設定すると、ご利用の vCenter HA クラスタについての SNMP 通知を受信することができます。
ご利用の環境でカスタム証明書を使用するための設定 クラスタの管理通信やレプリケーション トラフィックの暗号化には、各ノード上のマシン SSL 証明書が使用されます。カスタム証明書を使用するには、vCenter HA の構成を削除し、パッシブ ノードと監視ノードを削除して、カスタム証明書でアクティブ ノードをプロビジョニングしてから、クラスタを再構成する必要があります。
vCenter HA SSH キーの管理 vCenter HA では、アクティブ、パッシブ、監視の各ノード間でパスワードを使用しない認証を行うために SSH キーが使用されています。ハートビートのやり取りやファイルとデータのレプリケーションにこの認証が使用されます。vCenter HA クラスタのノードの SSH キーを置き換えるには、クラスタを無効にし、アクティブ ノード上に新しい SSH キーを生成して、そのキーをパッシブ ノードに転送してから、クラスタを有効にします。
vCenter HA フェイルオーバーの開始 フェイルオーバーを手動で開始し、パッシブ ノードをアクティブ ノードにできます。
vCenter HA クラスタ構成の編集 vCenter HA クラスタはその構成の編集を通じて、無効(または有効)にしたりメンテナンス モードにしたり削除したりすることができます。
バックアップおよびリストア操作の実行 セキュリティを強化するために、vCenter HA クラスタのアクティブ ノードをバックアップすることができます。バックアップしておくと、致命的な障害が発生した場合に、ノードをリストアできます。
vCenter HA の構成の削除 vCenter HA の構成は、vSphere Web Client から削除することができます。詳細構成を使用している場合や、いずれかのノードが検出不可能になった場合、別途クリーンアップ手順を実行しなければならない可能性があります。
すべての vCenter HA ノードの再起動 クラスタ内のすべてのノードをシャットダウンして再起動する必要がある場合は、パッシブ ノードがアクティブ ノードのロールを引き継がないように、所定の順序に従ってシャットダウンする必要があります。
アプライアンス環境の変更 vCenter Server Appliance のデプロイ時には、環境を選択します。vCenter HA では、運用環境用に小規模、中規模、大規模、超大規模の各環境がサポートされています。容量を拡大する必要があり環境を変更する場合は、構成の変更前にパッシブ ノードの仮想マシンを削除する必要があります。
vCenter HA ノードのサポート バンドルの収集 vCenter HA クラスタ内のすべてのノードからサポート バンドルを収集すると、トラブルシューティングに役立ちます。