vCenter Server Appliance は事前に構成された Linux ベースの仮想マシンであり、vCenter Server および関連サービスを実行するために最適化されています。
vCenter Server Appliance により、vCenter Server および関連サービスのデプロイ時間が短縮されます。また、これは、Windows ベースの vCenter Server インストールの代わりに、低コストで使用できます。
vCenter Server Appliance パッケージには、次のソフトウェアが含まれています。
- Project Photon OS® 1.0
- Platform Services Controller インフラストラクチャ サービス グループ
- vCenter Server サービス グループ
- PostgreSQL
- VMware vSphere Update Manager Extension
vCenter Server Appliance のバージョン 6.5 は、ESXi の仮想マシンごとに 64 個の仮想 CPU をサポートする、仮想ハードウェア バージョン 10 でデプロイされます。
vCenter Server Appliance では組み込みの PostgreSQL データベースが使用され、最大 2,000 台のホストと 35,000 台の仮想マシンに拡張できます。デプロイ中、vSphere 環境のサイズには vCenter Server Appliance サイズを、また、データベース要件にはストレージ サイズを選択できます。
vSphere 6.5 以降では、vCenter Server は VMware vSphere Update Manager Extension サービスを使用します。vSphere のパッチとバージョンの自動一元管理に、Windows の VMware Update Manager 外部インスタンスは不要になりました。vCenter Server および Platform Services Controller サービスについては、vCenter Server のコンポーネントおよびサービスを参照してください。
vSphere 6.5 以降、vCenter Server Appliance では高可用性がサポートされます。vCenter High Availability クラスタでの vCenter Server Appliance の構成については、『vSphere の可用性』を参照してください。
vSphere 6.5 以降、vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンスでは、ファイル ベースのバックアップと復旧がサポートされます。バックアップと復旧については、vCenter Server Appliance のファイルベースのバックアップとリストアを参照してください。
vCenter Server Appliance の上限については、『構成の上限』を参照してください。