[リストア バックアップ] ウィザードを使用すると、vCenter Server インスタンスを含む仮想マシンのフル イメージ バックアップを元の場所に手動でリストアすることができます。
注: これは、vSphere Data Protection 6.1.3 を使用している場合の手順です。別のバージョンの vSphere Data Protection を使用している場合は、手順が異なることがあります。
前提条件
- vSphere Data Protection アプライアンスをデプロイおよび構成します。
- vCenter Server が実行されている仮想マシンをバックアップします。vSphere Data Protection を使用した vCenter Server 環境のバックアップを参照してください。
- vSphere Web Client を使用して、環境を管理している vCenter Server インスタンスにログインします。vSphere Data Protection の構成時に使用した、管理者権限のあるユーザーとしてログインします。
- リストアする仮想マシンがパワーオフ状態であることを確認します。
手順
- vSphere Web Client のホーム ページで、[vSphere Data Protection] をクリックします。
- [リストア] タブをクリックします。
- (オプション) バックアップをフィルタリングして検索対象を絞り込みます。
- [名前] 列にある仮想マシンを選択し、リストアするバックアップ アイテムを 1 つ以上選択します。
仮想マシンを選択すると、その仮想マシンについて実行されたバックアップのリストが表示されます。
- [リストア] をクリックして [バックアップのリストア] ウィザードを起動します。
- [バックアップの選択] ページで、バックアップのリストが正しいことを確認し、リストア操作から除外するバックアップを削除し、[次へ] をクリックします。
- [リストア オプションの設定] ページで、[元の場所へのリストア] チェック ボックスが選択されたままにします。
重要: 元の仮想マシンの仮想ディスクが移動されているか、削除されている場合は、その仮想マシンを元の場所にリストアすることはできません。その VMDK は、新しい場所にリストアする必要があります。
- (オプション) [詳細オプション] で、リストア後に仮想マシンをパワーオンして NIC に再接続する新しいデータストアを選択します。
- [次へ]をクリックします。
- [設定の確認] ページで、リストア要求の概要を確認し、[終了] をクリックして、リストア操作を開始します。
注: リストア プロセス中に NIC の再接続を選択した場合は、新規作成された仮想マシンのネットワークの設定が正しいことを確認します。新しい仮想マシンの NIC が元の仮想マシンと同じ IP アドレスを使用する可能性があり、その場合は競合が発生します。
- vCenter Server サービスが実行されていないことを確認します。
- vCenter Server Appliance の場合、アプライアンス シェルで service-control --status --all コマンドを実行します。
- Windows にインストールされた vCenter Server インスタンスの場合、Windows の [スタート] メニューから を選択します。
- vcenter-restore スクリプトを実行して、リストア操作を完了し、すべての vCenter Server サービスを開始します。
オプション |
アクション |
vCenter Server Appliance の場合 |
アプライアンス シェルで vcenter-restore スクリプトを実行します。 vcenter-restore -u psc_administrator_username -p psc_administrator_password |
Windows にインストールされている vCenter Server の場合 |
- Windows コマンド プロンプトから、vcenter-restore スクリプトに移動します。
デフォルトでは、このスクリプトは C:\Program Files\VMware\vCenter Server\ にあります。
- vcenter-restore スクリプトを実行します。
vcenter-restore -u psc_administrator_username -p psc_administrator_password
注: 以降引数を 3 回指定しない場合、必要な引数が指定されていないことが通知された後、スクリプトが終了します。
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ここで、psc_administrator_username は vCenter Single Sign-On 管理者のユーザー名で、UPN 形式を使用する必要があります。
- すべての vCenter Server サービスが実行されていることを確認します。
- アプライアンスとしてデプロイされた vCenter Server Appliance の場合、アプライアンス シェルで
service-control --status --all
コマンドを実行します。
- Windows にインストールされた vCenter Server の場合、Windows の [スタート] メニューから を選択します。
結果
情報ダイアログ ボックスに、リストア操作が正常に開始されたことを示す確認メッセージが表示されます。リストアの進行状況は、[最近のタスク] ペインで監視できます。