ESXi インストーラには、最初に検出されたディスクへの標準インストールを実行するデフォルトのインストール スクリプトが含まれています。

デフォルトの ks.cfg インストール スクリプトは、初期 RAM ディスクの /etc/vmware/weasel/ks.cfg にあります。デフォルトの ks.cfg ファイルの場所は、ks=file://etc/vmware/weasel/ks.cfg の起動オプションで指定できます。インストール スクリプトまたはアップグレード スクリプトを開始するための起動オプションの入力 を参照してください。

ks.cfg スクリプトを使用して ESXi をインストールする場合、デフォルトの root パスワードは mypassword です。

インストール メディアにあるデフォルトのスクリプトは変更できません。インストール後、ESXi ホストを管理する vCenter Server に vSphere Web Client を使用してログインし、デフォルト設定を変更できます。

デフォルトのスクリプトには、次のコマンドが含まれます。

#
# Sample scripted installation file
#

# Accept the VMware End User License Agreement
vmaccepteula

# Set the root password for the DCUI and Tech Support Mode
rootpw mypassword

# Install on the first local disk available on machine
install --firstdisk --overwritevmfs

# Set the network to DHCP on the first network adapter
network --bootproto=dhcp --device=vmnic0

# A sample post-install script
%post --interpreter=python --ignorefailure=true
import time
stampFile = open('/finished.stamp', mode='w')
stampFile.write( time.asctime() )